星野さん解放 4・12討論会へ〈上〉 無実示す写真ネガ開示せよ
星野さん解放 4・12討論会へ〈上〉
無実示す写真ネガ開示せよ
「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は、6・29全国集会に向けて4月12日に全国討論会を開くことを決定し、広く参加を呼びかけている。星野文昭同志を労働者階級の手に取り戻すために、討論会に大結集して熱烈に論議しよう。
階級的労働運動派が権力に挑戦
世界大恐慌は一層深まり、新自由主義が破綻する中で、ウクライナ情勢は、クリミア半島をめぐる米欧日帝国主義とロシアの軍事衝突もはらんだ重大な局面に入った。日帝・安倍政権は対米対抗性をむき出しにして戦後世界体制への公然たる挑戦を開始した。米・日・中の三つどもえの争闘戦が激化し、東アジアはウクライナ情勢と直結しつつ世界危機の発火点に浮上している。激化する安倍の戦争・改憲攻撃に対し、労働者人民の危機感と怒りが渦巻いている。
こうした全情勢と対決して、都知事選で鈴木達夫弁護士は「労働者階級こそ社会の主人公。労働者の力で社会を変えよう」と訴えた。このマルクス主義の思想と訴えが労働者階級の魂を揺さぶった。階級的労働運動派が権力奪取に挑む勢力として力強く登場し、プロレタリ革命への新たな歴史的挑戦が始まった。
3・11反原発福島行動14が大高揚し、3・16春闘大行動が戦闘的に打ち抜かれた。3月闘争の前進が2014年決戦―2010年代中期階級決戦の展望を押し開いている。
国鉄10万署名は寺田体制と激突
JR北海道で続発する事故、JR川崎駅での大事故は鉄道輸送の根幹である安全が全面的に崩壊している事実を突き出した。これは国鉄分割・民営化、外注化の帰結であり、JR体制の瓦解(がかい)を示している。
動労千葉は1047名解雇撤回、外注化阻止を果敢に闘い、昨年9・25鉄建公団訴訟控訴審判決で不当労働行為を認定させた。国鉄分割・民営化が国鉄幹部と政府が一体となった大陰謀だったことを暴き出したのだ。
これに恐怖した日帝・安倍政権は最高裁長官に寺田逸郎を就任させることを決定した。寺田は1981年から法務省に出向して裁判員制度を導入し、司法改革を推進してきた人物だ。解雇撤回・JR復帰を求める10万筆署名運動は、日帝・最高裁と真っ向から激突する闘いとなった。
職場・学園・街頭で、地域の労働組合に分け入り、10万筆署名を集めよう。青年労働者とつながり、闘う労働運動をよみがえらせ、地域に労働組合の拠点を形成しよう。
大会、春闘集会で星野奪還決議
国鉄闘争と一体で、星野奪還闘争も画期的な前進をかちとっている。
2月9日の都知事選投票日には、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議と全国労組交流センターの共催で、520人が渋谷大デモを打ち抜いた。また、1月19日の動労水戸第32回定期大会、3月2日の東北春闘集会、3月9日の茨城春闘集会で、「星野さんをとりもどそう」という特別決議が上げられた。星野文昭同志奪還が労働運動の中心テーマに上ってきたのである。
2月21日には全証拠開示大運動の第7回学習会が行われ、秋山賢三弁護士(元裁判官)が講演した。秋山さんは「再審においてこそ証拠開示の必要性が高く、それを拒む理由は一切ない。証拠開示で星野さんの再審の扉が大きく開かれることを確信している」ときっぱりと語った。
再審闘争では、昨年12月25日、渋谷闘争当日に警察官、一郎丸が隠し撮りした写真のネガの開示勧告をかちとった。この写真は、星野同志が持つ鉄パイプに巻かれた白い紙は破損も汚れもなく機動隊員を殴打していないことを示す決定的証拠だ。ところが検察はネガのスキャンに失敗したとして、いまだに開示していない。検察のあがきを徹底的に弾劾し、ネガを直ちに開示させよう。
労働者階級の闘いを基軸にした全証拠開示運動の前進が、国家権力のデッチあげを崩壊させている。全証拠開示運動をさらに全人民的規模で推進し、東京高裁・高検を徹底的に追い詰め、再審闘争に勝利しよう。
星野同志奪還の道は日帝・安倍政権の新自由主義攻撃と対決し、労働者階級の労働組合的団結を闘いとる中にある。4・12全国討論会を成功させ、6・29全国集会に大結集しよう。2014年階級決戦に勝利し、星野同志を奪還しよう。
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全証拠開示・星野さん解放全国討論会
4月12日(土)午後2時開会
渋谷勤労福祉会館第1洋室
主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議