団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2624号06面03)(2014/03/17)


団結ひろば 投稿コーナー

JR川崎駅前で列車事故弾劾の街頭宣伝 神奈川 河出春夫

 3月9日、神奈川労組交流センターは、JR川崎駅前で熱く街頭宣伝を行いました。
 2月23日の京浜東北線川崎駅構内での回送電車と工事車両の衝突、脱線・転覆事故は、JR東日本が強引に進めてきた外注化が最大の要因であることは明白です。JR北海道だけの問題ではありません。
 横浜や川崎の仲間が参加して事故を弾劾し、「解雇撤回・JR復帰を求める」10万筆署名を42筆集め、『前進』6部を宣伝で渡し、3・16春闘行動を訴えるビラを300枚配布しました。3・11反原発福島行動へのカンパも寄せられました。
 今回の事故を誰もが「大変なことが起こっている」「どうなっているんだ」と思っています。しかしマスコミは本当のことを言いません。そうした中での街宣で、大きな反響がありました。
 青年労働者は「連合はだめだ。動労千葉のホームページは見ている。今回の事故は必然的だ」。年配の労働者は「動労千葉の中野洋顧問は知っている」。兄が国鉄労働者だった年配の男性は「分割・民営化が問題なんだ。JRはもうけることしか考えていない。安全がないがしろにされている。必ず事故は起こると思っていた」と怒り、横須賀から来た家族は全員で署名しました。
 私たちはこの3年間「外注化阻止ニュース」をJR検修職場や営業職場に粘り強く配布してきました。職場では外注化が何をもたらすのか、偽装請負と団結破壊だということが明らかになってきています。労組を問わず不安と怒りが広がっています。
 2014年の国鉄決戦の全面的発展のために、事故弾劾の闘いを職場からつくり出す決意です。

非正規解雇の新自由主義社会を変えたい 青年 相葉 望

 大雪の影響で高速バスの運休や道路の通行止めが相次ぐ中、東京で行われた2・16国鉄集会に参加しました。昼の部と夜の部の二本立てでした。
 昼の部は亀戸で行われ、動労千葉の田中康宏委員長や都知事選に出馬されていた鈴木達夫さんをはじめ、国鉄を解雇された労働者や自治体、教員等の多数の労働者の発言がありました。その中で私も労働者の一人として発言しました。
 私は去年4月に就職しましたが、「今のレベルでは会社で仕事を続けていくことは難しい」と上司から告げられ、半年足らずで解雇されたことを発言しました。終電間際や深夜3時まで残業させられたことも発言しました。私が発言した後は、なぜかほかの労働者が発言した後より周りの反応が違うように感じました。
 集会開始前や終了後や休み時間に、青年労働者や動労千葉の田中委員長とお話できる機会もありました。そのお話の中で、私と同じように青年のうちに解雇された労働者がいることを知りました。
 私は今回の集会に参加して、解雇された労働者や非正規労働者が多くいることをあらためて感じました。このようなことをもたらした新自由主義の世の中を少しでも変えていけるような労働者になりたいと思いました。

組合員の解雇撤回!14春闘をストで闘う 広島連帯ユニオン R

 3月8日、広島市内で「全ての職場にたたかう労働組合を作ろう! 3・8広島春闘集会」が開催された。広島県労組交流センターが主催し、新しい仲間も加え50人が結集した。
 広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が開会のあいさつ。ユニオン青年部組合員に対する解雇撤回と、100%の批准で確立したスト権を背景に各職場で闘う決意を述べた。連帯ユニオンの宮原亮青年部長は14春闘に向けた基調報告で、「組合員への解雇攻撃を安倍政権の『解雇自由』との対決として総力で粉砕しよう」と提起した。
 特別報告で、2月28日にブラック企業=サンナビに不当解雇通告を受けた連帯ユニオン・広島地域支部のF組合員が登壇。「通販で買った商品をクーリングオフするように労働者を扱おうとしている。解雇を撤回させる」と述べ、会場からともに闘う決意を込めた拍手が鳴り響いた。支部の仲間は「許せない。勝ちにいく」と宣言した。
 二つめの特別報告は、集会前に組合臨時大会を成功させた高陽第一診療所労働組合。組合員とともに登壇した森末一義委員長は、「団結の力で外注化・非正規化・労組破壊と対決する。福島とともに闘う拠点をつくる」と述べ、2人の組合員も発言した。
 決意表明に移った。3・17ストライキに決起する動労西日本の大江照己委員長、評価制度絶対反対で闘ってきた自治体労働者、反合理化・安全闘争に向けて闘う広島連帯ユニオン草津病院支部と同労組の中山崇志委員長、過重労働下で青年が生き生きと闘えるように奮闘する郵政労働者が発言した。
 まとめのあいさつで広島連帯ユニオンの一貫田康博書記長が「3・11があり、新自由主義が行き詰まって、安倍政権は戦争に突き進んでいる。新自由主義をぶっ倒すことが回答だ。国鉄解雇撤回最高裁10万署名でそれをやろう」と訴え、大江委員長の音頭で団結ガンバローを行った。国鉄決戦と都知事選が切り開いた地平で、青年を先頭に職場からの新たな決起と拠点建設、組合権力を取る挑戦が広島でも力強く開始されている。

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