国際労働運動 4月号

週刊『前進』06頁(2624号06面02)(2014/03/17)


国際労働運動 4月号
 戦後世界体制を破壊する安倍

【特集】

 「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍政権は、今や対米対抗性をむき出しにして、戦後世界体制に挑戦しつつある。それは、アメリカ帝国主義を基軸とする戦後世界体制の中で日米安保同盟を基本政策としてきた従来の自民党の路線の延長上にあるものではない。極右安倍は、独自核武装路線に走り出している。他方、米帝やEU諸帝国主義も、互いに争闘しつつ勢力圏の大分割戦に入った。ウクライナ情勢は、その最焦点だ。米欧帝国主義は、ナチ勢力を援助し、クーデターをしかけた。全世界が歴史の岐路に立っている。
 第1章は、米帝と全世界が安倍に激甚に反応し、争闘戦と階級戦争が加速している現実を解明する。
 第Ⅱ章は、すでにNAFTA(北米自由貿易圏)による外注化・労組破壊を経験している米労働者階級が、TPP(環太平洋経済連携協定)との闘いに立ち上がっていることを見る。
 第Ⅲ章は、日韓米を軸とした労働者階級の国際的団結で、世界革命を実現できる時代が来たことを明らかにする。

【ニューズ&レビュー】

▽韓国。民営化反対・パククネ政権打倒を掲げて闘われた2月25日の国民ゼネストに迫るレポート。
▽日本。2・16国鉄集会をかちとり、解雇撤回をかけた最高裁での決戦に進む国鉄闘争の階級的意義を明らかにする。
▽中国。ついに中国金融恐慌が始まった。その実態を暴き、スターリン主義独裁にストライキで対決する労働者階級の闘いを描く。

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