2014年日誌　2月25日～3月3日
　ロシア軍、クリミアへ侵攻／Ｇ７がロシア非難声明

●エネルギー基本計画の政府案決定　原発を「重要電源」と位置づけ、原子力規制委員会が安全をチェックした原発は再稼働する方針を明記。民主党政権の「原発ゼロ」から方針転換。核燃サイクルの推進も明記した。（25日）
●ＴＰＰ交渉の閣僚会合は合意なく閉幕　シンガポール会合が閉幕。日本はコメと麦、砂糖、牛・豚肉、乳製品の「重要５項目」の関税維持を要求。一方、米国は日本の自動車が急増したときの輸入制限措置の導入などを求めている。いずれも合意のめどが立っていない。（25日）
●ロシア軍、ウクライナ国境付近で演習　ロシアは、国境地帯などで軍事演習を行った。演習は３月３日までで、15万人以上の兵員、90機の航空機、１２０機のヘリコプター、８８０台の戦車、80隻の軍艦などが参加。（26日）
●ウクライナの新首相にヤツェニュク氏　議会が任命。同氏は最大野党「祖国」の幹部。投票前の演説で、ＥＵ加盟を目指すと明言している。（27日）
●クリミア自治共和国の議会庁舎を親ロシア派武装勢力が占拠　25日から親ロシア派デモ隊が、共和国がウクライナかロシアのどちらに帰属するのかの住民投票を求めていた。（27日）
●北朝鮮が短距離ミサイルを４発発射　日本海側に向けて４発を発射。24日から米韓合同軍事演習が行われており、牽制する意図があると見られる。また、北朝鮮の警備艇が24日夜から25日未明にかけて、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線（ＮＬＬ）を３回にわたり侵犯した。（27日）
●福島の葛尾・飯舘６００世帯の避難解除見込みを１年延期　政府の原子力災害現地対策本部が発表。当初計画よりも除染が遅れているため。（28日）
●首相、夏にも内閣改造　今秋に召集される予定の臨時国会前に内閣改造と自民党役員人事を行う意向を固めた。消費税10％への引き上げ判断と、集団的自衛権の行使容認にむけた関連法改定に臨むため。（28日）
●非正規雇用１９５６万人　非正規雇用で働く人がこの１年で１３３万人増えたことが、総務省による１月の労働力調査でわかった。一方、正規雇用は94万人減り、３２４２万人。（28日）
●戦車エンジン、日本とトルコの共同開発の協議停止　トルコ側が表明。安倍政権は輸出緩和政策の一環として、共同開発に乗り出す方針を固めていた。（１日）
●ロシア軍、クリミアへ侵攻　ロシア黒海艦隊が駐留するクリミア半島を、ロシアの影響下におく狙い。（１日）
●クリミア自治共和国で、帰属を問う住民投票を３月30日に　共和国のアクショノフ首相が、共和国の帰属を決める住民投票の実施を発表。（１日）
●沖縄県石垣市長選、中山義隆氏＝自民・公明推薦が再選　当選後、陸上自衛隊配備計画についての住民投票の可能性に言及した。（２日）
●Ｇ７がロシア非難声明　日米英など主要国首脳会議（Ｇ８）のメンバーのうち、ロシアを除く７カ国がロシアのウクライナへの軍事介入を非難する声明を共同で発表した。（２日）