NAZENナガサキ 結成2周年で集会 希望の牧場・吉沢さん招き
週刊『前進』06頁(2623号04面03)(2014/03/10)
NAZENナガサキ 結成2周年で集会
希望の牧場・吉沢さん招き
(写真 〝希望の牧場〟の吉沢さんから、感動的な熱い訴え【2月23日 長崎市内】)
2月23日、NAZENナガサキ結成2周年集会が、福島から吉沢正巳さん(〝希望の牧場〜ふくしま〟)をお招きして約30人の参加で長崎市内で開催されました。
主催者あいさつの後、被爆者の城臺美彌子さんがNAZENナガサキの活動を紹介。「2011年3月11日に原発が爆発し、まず福島を知ろう、出かけて現況を聞こう」と行動し、福島の被曝の現実を知り、共同診療所と出会い、昨年ついに保養を実現。「今年も(保養の)2ページ目を作ろう」と訴えました。
吉沢さんは「決死救命、団結 そして希望へ」と題して講演。自らが体験した原発事故の状況を詳細に語り、牛をおいて逃げることができず東電に単身抗議に行き、殺処分の決定に従わず牛を生かし続けた思いを熱く語りました。「世の中には正しい意地というのがあるだろう」「今年は重要な年。再稼働を巡って、いよいよ勝負の年だ」と、3・11集会の重要性を訴えました。
保養に向けたアピールでは、「(政府に)子どもたちの命を守ろうという姿勢はまったくありません。限りあることですが、何かやれることの一つが保養です」と、力強く呼びかけました。
最後に橋里耕悟事務局長がまとめを提起。都知事選に全国NAZENの呼びかけ人である鈴木達夫さんが立候補し、反原発、オリンピック反対を掲げて1万2684票を集め、運動が広がっていること、「再稼働を阻止し、夏の保養を成功させよう!」と訴えました。
会場で吉沢さんと保養へのカンパも集まりました。この感動的な集会を大きなステップに玄海原発、川内原発の再稼働を阻止し、7月保養から8・9長崎集会を成功させます。
(T)