3・2千葉県三里塚集会 労農が固く団結 動労千葉先頭に決起誓う
週刊『前進』06頁(2623号04面01)(2014/03/10)
3・2千葉県三里塚集会 労農が固く団結
動労千葉先頭に決起誓う
(写真 3月決戦を北原事務局長が訴え【3月2日 DC会館】)
3月2日「市東さんの農地強奪を許すな!第9回千葉県三里塚集会」がDC会館で行われ、3・23三里塚全国総決起集会と3・26市東さん農地裁判第1回控訴審闘争に総決起する決意を固めた。
初めに三里塚ジェット闘争のビデオ上映が行われ、動労千葉と三里塚反対同盟の労農同盟の闘いが感動的に映し出された。主催者あいさつとして、ちば合同労組の青年労働者が「農民が農地を奪われることは、労働者が解雇されることと同じ。市東さんの農地を守り、職場で闘いを組織し、安倍政権を倒そう」と訴えた。
次に三里塚芝山連合空港反対同盟からの訴えが行われた。北原鉱治事務局長は「ビデオを見てすごく懐かしい。三里塚は48年間、動労千葉のみなさんとともに歩んできた」と切り出し、「ジェット燃料輸送阻止のスローガンが書かれた機関車から動労千葉の運転士が汽笛を鳴らしてくれた。涙が出た。労農連帯しかないと思った」と語った。「今日の集会は人数が増えている。それは正義があるからだ。世の中を変えよう」という北原さんのアピールに会場が奮い立った。
伊藤信晴さんは「農地は農民のものということをはっきりさせ、全人民の課題として闘おう」と訴え、宮本麻子さんは津田沼駅で婦人行動隊を先頭に市東さんの農地の取り上げに反対する署名を53筆集めたことを報告し、「もっと広げたい。地元の行動で真実を知らせて闘っていきたい」と決意を述べた。
動労千葉の田中康宏委員長は、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争をふり返り、「動労本部が三里塚集会に参加しただけで統制処分だという中で、三里塚ジェット闘争を闘った。ジェット闘争を闘ったから、動労本部からの分離・独立をかちとり、国鉄分割・民営化と闘うことができた」と労農同盟の意義を訴え、「3・23三里塚全国集会を東京でやると決断した反対同盟に応えよう」とアピールした。
全学連現地行動隊は「闘う勇気と勝利の展望を得るために、三里塚現地に来てほしい」と訴え、三里塚現闘は「都知事選は青年・学生の革命を求めた行動だった。労働者の権力を打ち立てよう」と訴えた。全学連の坂野陽平書記長から法大暴処法弾圧無罪確定の勝利報告と三里塚闘争の先頭に立つ決意が表明され、3・16春闘大行動実行委員会の青年労働者から14春闘への総決起が呼びかけられた。
婦人民主クラブ全国協議会千葉支部、千葉・星野文昭さんを取り戻す会、動労千葉を支援する会・習志野、「避難プロジェクト@ちば」から闘いの報告と三里塚闘争を闘う決意が述べられた。ちば合同労組は諸町三夫委員長と青年部が登壇し、職場から14春闘を闘う決意を表明した。
最後に司会が、安倍政権打倒の3月闘争への決起を呼びかけ、団結ガンバローで集会をしめくくった。交流会では、北原さんの92歳の誕生日をお祝いし、三里塚闘争の最先頭に立ち続ける北原さんとともに闘う決意を新たにした。