団結ひろば 投稿コーナー
週刊『前進』06頁(2620号06面01)(2014/02/17)
団結ひろば 投稿コーナー
12684人決起の地平を3・11郡山へ 福島大 F
東京都知事選挙に福島の学生も結集し闘い抜きました。福島大では1月20日に大学当局への申し入れ行動を行ったばかりで、当局への抗議行動をやりきった高揚感の中で選挙戦へ突入しました。選挙が始まったばかりの頃は、良い反応があまり見られなかったように思います。「演説がうるさ過ぎる」「オリンピック返上はない」「君たちは自分らのやっていることがどれだけ日本をおとしめているかわかっているのか、放射能がまったくない環境では人間は生きていけないんだ」
しかし、「オリンピックには自分も反対だ」「鈴木たつおさんには頑張ってもらいたい」と言葉をかけてくる人が徐々に増え、マスコミに取り上げられない鈴木さんの訴えが少しずつ人びとに知られていくのを感じました。
また、人通りの多い場所だけでなく企業の門前で演説をしたり、候補者が演説している横で労働相談を行ったり、駅の地下街を練り歩いたりと、普通なら選挙では行わないようなことまでしたことは驚きでした。
鈴木さんを当選させることはできませんでしたが、12684票を獲得することができました。これは12684人が決起したということであり、非常に大きな決起だと思います。
1カ月後には郡山で3・11集会が開かれます。ここでも多くの人の決起・結集をかちとりたいと思います。
労働者の団結訴えた本当に楽しい選挙戦 東京東部 河西佳美
本当に楽しい選挙でした。全然、負けた気がしません! むしろ最高のスタートを切ったと希望がみなぎっています!都知事選に鈴木たつおさんが立候補したのは時代の要求だったと思います。安倍政権の暴走は日本を破滅に追いやる。食い止めるのは労働者の団結しかありません。その団結を阻むのは“労働者”“労働組合”という言葉に嫌悪感を抱く人びと。これは、鈴木さんも訴えているように労働組合が腐っているからです。組合員というだけで閑職異動や不当解雇し、従業員を「労働組合員は会社に従わず仕事をしない」という誤った情報で洗脳する企業。それに寄り添い組合員を守らない労組。労働者に「あきらめず団結すれば声を上げられる」と知らせるために、経済界で放送禁止用語のごとき“労働組合”の連呼は大いに意味のある行動でした。
鈴木たつおさんの訴えと応援演説は国民に届きました。終盤ではチラシをわざわざ取りに来る人が増え、2月2日のウグイスで工事現場や配送車の脇を通る時、仕事中の作業員が選挙カーに無言で頭を下げてくれた。「雇われたり頼まれたりしていない」と頑張るスタッフに心を動かされ、宇都宮さんから切り替えた人もいました。
私たちは得票よりもずっと多くの種をまいたのです。その種を大切に育て増やしましょう。今回大活躍した学生の皆さんに続く、未来の労働者に実りある豊かな日本を手渡しましょう!
オリンピック返上に賛同、はがき百枚書く 茨城 里人
自治体の選挙以外、白票を投じていました。今回の都知事選で初めて、選挙区内でなくて残念でしたが、自分の主張そのものとして鈴木たつお氏の推薦人となり、公選はがきを100枚近く書きました。鈴木氏を推した最大の点はオリンピックの返上をまっすぐに掲げていたからです。20年「夢の東京オリンピック」は虚構そのもの、安倍・日帝資本の新自由主義の破綻を取り繕う「9回裏大逆転」を狙う政策です。独占大企業の銭もうけのためであり、原発の再稼働と一体です。国の借金は13年末で1017兆円、一人あたり800万円。野放図な国家財政の投入が破綻し、それが侵略戦争衝動を強め、政治的弱者、労働者切り捨てを推し進めるのです。シンプルなオリンピックなどそもそもあり得ない、あくどいゴマカシです。
オリンピックはソチををめぐる状況を見るまでもなく、「日本のお・も・て・な・しの心を世界の人に」ではなく、日本と世界の現実政治の延長です。「オリンピック開催のため」、その一言で人びとの自由、批判を封じ込めるものです。どうにも立ちいかない体制破綻を1日先延ばしすることにのみ使われます。
返上!を言い切った鈴木氏の選挙公約こそ、新自由主義に反対・挑戦する私たちの心そのものです。ささやかながら選挙活動にかかわることができ、うれしかった。どんな妨害があろうとも前に進む、はじめの一歩は踏み出されました。
労組の力で取り戻す決意固めた星野集会 広島 OT
1月18日夜、広島市東区地域福祉センターで40人が結集し「星野文昭さんを取り戻そう、全証拠開示させ再審勝利へ!1・18広島星野集会」が開催された。広島星野文昭さんを救う会や広島連帯ユニオン青年部を先頭に大成功をかちとった。広島で労働組合が中心になって星野集会が成功したことは決定的だ。集会には昨年、不当弾圧をはね返し山口刑務所から奪還された中山崇志広島連帯ユニオン草津病院支部委員長も駆けつけ、星野さんと福嶋昌男さんを必ず取り戻すと決意を表した。ユニオンだけでなく動労西日本や高陽第一診療所労組などの仲間がけん引したのは画期的で、司会も自治労の青年労働者が担った。
圧巻は星野暁子さんの話と詩の朗読だった。暁子さんは、『獄壁をこえた愛と革命』でも紹介されている不屈の闘いと愛と怒り、団結の力をユーモアと涙を織り混ぜて情緒豊かに語り、感動を呼び起こした。
広島救う会の事務局や牧師、県東部地域の活動家、闘う労組に結集する現場労働者――今まで星野闘争を担ってきた同志が一つになり、「14年を星野解放の年にしよう」と決意し団結を固めた。
この間街頭で行った全証拠開示署名で知り合った人も参加した。『愛と革命』が販売され、地産小麦粉の「星野そば」も大変好評。「闘う労働組合の力で星野さんを取り戻そう!」と心底から思えた熱い集会だった。
集会に先立ち市内中心部の本通アーケードで月例の星野街宣を行い、27筆の署名が集まった。街宣後の暁子さんとの交流会では、高陽第一診療所や三菱広機分会の仲間が団結を深めた。