安全破壊のJR弾劾 伯備事故8年 JR米子支社にデモ
週刊『前進』06頁(2619号03面04)(2014/02/10)
安全破壊のJR弾劾
伯備事故8年 JR米子支社にデモ
(写真 「JR体制打倒」のシュプレヒコールをたたきつけた【1月25日 JR米子支社前広場】)
1月25日、鳥取県・米子市文化ホールに40人の闘う仲間が結集して、「伯備線事故8周年弾劾!1・25米子国鉄集会」が開かれ、大成功をかちとった。
真冬の山陰としては珍しく好天に恵まれ、午前中の米子駅近くでの街宣では最高裁への新10万筆署名が1時間で48筆寄せられた。
司会を務めた動労千葉を支援する会・山陰の仲間は冒頭、東京都知事選挙への総決起を訴え、これと一体で国鉄決戦を闘おうと呼びかけた。
動労千葉の田中康宏委員長、国労郡山工場支部の橋本光一さん、共に闘う国労の会・新潟の仲間からのメッセージ紹介に続いて、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の鬼頭宏一・島根大学名誉教授から連帯あいさつを受けた。鬼頭さんは、安倍政権打倒と階級的労働運動の復権を、60年安保闘争の敗北の教訓などから熱烈に訴えた。青年労働者を始め、参加者から熱い拍手が送られた。
共に闘う国労の会・山陰の鷲見貢さん(元国労米子後藤車両所分会長)が基調報告に立った。鷲見さんは、JRの安全崩壊の現状を徹底的に暴露し弾劾して、国鉄分割・民営化で始まった新自由主義が今や完全に崩壊の過程に突入したことを明らかにした。そして、外注化・偽装請負・非正規職化攻撃を粉砕する闘いと1047名解雇撤回の最高裁決戦を一体のものとして闘い、JR体制打倒へ進撃しようと力強く訴えた。
集会が最高潮を迎える中で圧巻だったのは、地元米子の後藤総合車両所で闘う仲間を先頭に、中四国・関西のJRで働く労働者全員が登壇し発言したことだ。JRで働く仲間は団結をかつてなく強固に打ち固め、仲間を増やそうと誓いあった。
JR労働者のこの固い決意に応えて、中四国・関西の各産別の労働者や青年、伊方原発反対を闘うNAZENえひめが連帯のアピールを行った。NAZEN山陰は島根原発廃炉へ向けた闘いの報告とアピールをし、とめよう戦争への道!百万人署名運動・山陰は改憲阻止闘争を貫く決意を表明した。
この発言全体を受けて、動労西日本の大江照己委員長が「東京都知事選と職場、国鉄闘争を一体で闘い抜き、14春闘をストライキで闘い、組織拡大を!」とまとめを提起。全体で団結がんばろうを唱和した。
集会後、全員が直ちにJR米子支社まで怒りのデモ行進に立った。動労西日本の山田和広書記長の力強いデモコールで沿道や車中からの注目を集めた。支社前広場で「JR体制打倒!」のシュプレヒコールをたたきつけ、申入書を読み上げて支社に突きつけた。
闘う仲間は直ちに東京都知事選挙と2・16国鉄集会―3・11反原発福島行動(郡山)へと全力の闘いに突入した。