動労千葉 直ちに運転士に戻せ ライフサイクル撤廃へ行動

週刊『前進』06頁(2619号03面02)(2014/02/10)


 動労千葉 直ちに運転士に戻せ
 ライフサイクル撤廃へ行動

(写真 居並ぶ管理者を背に、北嶋青年部長【右】を先頭に抗議のこぶしを上げる動労千葉組合員)

 2月3日、動労千葉は千葉運転区支部と青年部の主催で、「ライフサイクル制度撤廃・北嶋君を直ちに運転士に戻せ」のスローガンを掲げ、JR千葉支社千葉運転区前での抗議行動を行った。
 動労千葉の北嶋琢磨青年部長は11年2月にライフサイクル制度により千葉運転区から千葉駅に強制配転された。ライフサイクルによる駅への異動は3年とされているが、配転から3年がたった今年2月1日時点でも、JRは北嶋青年部長を運転区に戻していない。
 昨年、ライフサイクルから習志野運輸区に戻った滝厚弘副青年部長の場合、運転士への復帰は3月にずれ込んだ。動労千葉との団交でJRは、北嶋青年部長の運転区への復帰について「昨年と同様」と言うだけで、具体的な時期を明らかにすることを拒んでいる。
 このJRを弾劾し、この日の行動は闘われた。
 千葉運転区前に陣取った動労千葉組合員は、怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。千葉運転区支部の高澤成夫支部長が、「北嶋君をまだ帰さないのは許せない。ライフサイクル制度を撤廃させる」と発言。北嶋青年部長は、居並ぶ管理者をにらみつけて「いつ戻すのか、はっきりさせてほしい。運転士としての生活を3年間、奪われた。失われた3年を返せるのか。すました顔で聞き流すな」と怒りをほとばしらせた。田中康宏委員長は、「会社は『3年間、ご苦労様でした』とも言えないのか。労働者は生活も家族も抱えている。現場を大事にしない会社に未来はない。分割・民営化は破綻した。JR北海道の現実を見よ」と力説した。
 各支部代表が「ライフサイクル反対なら動労千葉に入って闘おう」と庁舎内の労働者に呼びかけた。ス労自主、ちば合同労組、動労千葉を支援する会も声を上げた。
 千葉運転区前での抗議行動に先立ちDC会館で開かれた集会では、田中委員長が「今日の行動は、闘って戻ったと北嶋君が胸を張って運転区に帰れる状況をつくることが目的だ。動労千葉に入って闘おうと平成採に堂々と訴え、組織拡大でライフサイクル制度を粉砕しよう」と発言した。
 JRは「運輸のプロ」育成を名目にライフサイクル制度を導入したが、駅要員を補充するためという制度の本質は隠せない。駅の丸ごと外注化も始まり、JRは駅に出された運転士をそのまま駅に残す攻撃に踏み込む構えだ。動労千葉は検修外注化粉砕闘争と一体のものとして、春闘第1波のこの行動を打ちぬいた。
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