金曜行動 福島から怒りの訴え "安倍総理はうそばかり"

週刊『前進』08頁(2618号07面04)(2014/02/03)


 金曜行動 福島から怒りの訴え
 "安倍総理はうそばかり"

(写真 恒例の反原発金曜行動は特定秘密保護法廃止の闘いと合流して大高揚した【1月24日 首相官邸前】)
 通常国会開会日の1月24日昼、秘密保護法廃止を求める国会包囲行動がウイークデーの昼間にもかかわらず、約3千人もの参加で闘われた。
 その後、午後6時半から恒例の首相官邸前・国会前の反原発金曜日行動が闘われ、同時刻に国会裏の議員会館前でも秘密保護法廃止を求める集会が開かれた。
 官邸前では福島県の二本松市から来た男性が、「私の住む二本松市には過酷な仮設住宅での暮らしを強いられている浪江町の人が大勢いらっしゃいます。原発事故が残したものはあまりにも悲惨です。原発を再稼働したり、輸出したりするのはとんでもないことです。一刻も早く原発ゼロを宣言して、子どもたちの時代を守ってください」と切々と訴えた。
 さらに参加者が口々に「いつまでしがみついているんだ。早く原発なんかやめちまえ」「1%とか2%の経済人のために動かす、そのために国民を犠牲にするのはおかしいだろう」「TPP・原発・秘密保護法、この三つはこの国を滅ぼす三悪だと思っています」と怒りを爆発させた。
 双葉町から避難している女性は、「私が今一番頭にきていることは、安倍総理は何を言ったでしょうか。安倍総理、言いましたよね。福島第一原発は国が責任をもって収束しますと言ってましたよね。何ひとつやってくれないじゃないですか。大臣や総理大臣はうそばっかりついているのですよ、皆さん。私たちは双葉町に帰れません。こんなひどい目に遭っているのになんで輸出するのですか。原発は絶対に許してはいけませんからね」と福島県民の怒りを体現して発言した。
 毎回参加している女性は、「安倍総理は福島原発がまだ収束していないのに海外に原発を売りに行く、まるで原発メーカーの営業部長のようなことをやっている。ベトナムの原発建設調査に25億円、トルコに15億円、そのお金を福島の被災者のために使ってください。こんなでたらめな総理はいらない。即刻やめていただきたい」と、安倍打倒を宣言した。
 東京都知事選告示日から最初の金曜日、労働者人民の原発と秘密保護法への怒りが爆発したすばらしい闘いの日となった。1千万人の怒りで安倍打倒へ! 鈴木たつお候補の都知事当選をかちとろう。
 (K)

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