ファシスト田母神と激突し演説会 1・26渋谷ハチ公前 戦争・改憲の安倍に怒り
ファシスト田母神と激突し演説会
1・26渋谷 ハチ公前広場解放
戦争・改憲の安倍に怒り
(写真 福島と国鉄の労働者から檄布が贈られた)
1月26日、若者をはじめ大勢の人びとでにぎわう日曜日の渋谷ハチ公前広場に鈴木たつお候補が登場し、大街宣を行った。この日は、同じ時間帯にハチ公前街宣をぶつけてきた極右ファシスト田母神との真っ向対決となったが、鈴木候補と支援の仲間の力で完全に圧倒し、一切の介入や妨害を許さず解放感あふれる街宣を成功させた。
「先日、安倍首相はダボスで『今の日本と中国の関係は100年前のドイツとイギリスの関係に酷似している』と発言した。100年前の英独対立は第1次世界大戦に直結したんです。安倍首相は明らかに、日本と中国との戦争を念頭に置いている。とんでもないじゃないか! みなさん、戦争とは何ですか。世の中の1%の支配者が市場や資源を略奪するために、憎しみをあおってみんなを戦場に連れ出す、それが戦争じゃないか!」――怒りのこもった鈴木候補の訴えに「そうだ!」と声が上がる。
「今、日本の労働人口の38%を超える2043万人が非正規労働を強いられている。だが、労働者は世の中の主人公だ。企業あっての労働者? ウソだ! 逆だよ! 労働者が社会の主人公なんだ。資本家がいなくたって、働く人間がいれば社会は動くんだ!」
ますます熱が入る演説に、広場を行く人が一人また一人と足を止める。「労働者の権利を守るのは、紙に書いた一片の法律じゃない。労働組合の団結なんだ!」
最後に鈴木候補は、「オリンピックは返上すべきだ。今この瞬間も、福島第一原発1号機の格納庫から放射能が漏れ出している。何が『コントロールされている』だ!」と怒りをこめて訴え、「1千万都民の怒りの声で安倍をぶっ飛ばそう!」と締めくくった。
鈴木候補への応援演説が始まった。NAZENの織田陽介事務局長は、「3・11以降、『全部ウソだった』とわかり、真実が見えるようになった。今度は秘密保護法で真実を伝える人を弾圧しようとしている。だから今回の選挙は、隠されていることを暴きながら闘わなきゃいけない」と訴え、「鈴木たつおの選挙はみんなが声を上げるデモであり、団体交渉なんです!」と発言した。
福島と国鉄の仲間から檄布
東京の教育労働者は、「子どもたちを再び戦場に送らないため、鈴木さんと一緒に闘う労働組合をよみがえらせましょう!」と発言。合同・一般労組全国協議会代表の吉本伸幸さんは「この都知事選で東京から労働者の革命を起こそう!」と力いっぱいにアピール。全学連の斎藤郁真委員長は「鈴木さんは、原発御用学者の授業を批判して無期停学処分を受けた法大生・武田君の処分撤回裁判の弁護団長です。鈴木さんこそ僕たちの代表です」と発言した。
福島から駆けつけた仲間と国鉄労働者の仲間が、それぞれ用意した檄布を鈴木候補に手渡した。福島の仲間は「オリンピック返上を掲げる候補が出てきて本当にうれしかった。福島は鈴木さんを応援します! 福島と東京がひとつになって鈴木さんを都知事に!」と熱い声援を送った。
応援演説の最後に弁護士の森川文人さんが発言に立ち、「今になって急に『脱原発』なんて言い出した人は、都知事になったとしてもまた急に変わるんです。ずっと闘い続けている鈴木さんを都知事にして、東京を変えましょう!」と訴えた。
最後に鈴木候補が再度マイクを握り、「いかなる絶望にも同調しない」という大江健三郎さんの言葉を引用し、「私も同じです。仲間を信じ、人間を信じてこの社会を変えていこうではないですか!」と訴え、熱気に満ちた街宣行動を感動的に締めくくった。