都知事選で拠点建設を 自治労中央委闘争アピール
週刊『前進』06頁(2617号06面02)(2014/01/27)
都知事選で拠点建設を
自治労中央委闘争アピール
(写真 外国人記者クラブで星野暁子さんが訴え【1月20日】)
1月30~31日、都知事選決戦のど真ん中で、自治労第146回中央委員会が東京都内で開催される。新自由主義に絶対反対で闘う国鉄・公務員決戦の路線を打ち立て、労働者の怒りを体現する唯一の候補、鈴木たつお氏の必勝へ総決起しよう。
現業一掃、賃金破壊攻撃許すな
今次自治労中央委員会はこれまでとまったく違う情勢下で開催される。全国の自治体労働者は、安倍政権による公務員賃金の一律・一斉7・8%引き下げ攻撃に対する歴史的な反撃として4・26全国ストライキ闘争に立ち上がり、国鉄闘争を基軸に、8月自治労大阪大会に攻め上っていった。今回の最大の焦点は、現業一掃・民営化と「賃金制度の総合的見直し」が一体になった大攻撃との闘いだ。この攻撃は人事院の13年度報告で打ち出され、14人勧で本格化しようとしている。安倍の雇用・賃金破壊、労組解体の公務員大攻撃に対し、国鉄最高裁決戦を基軸に82万自治労が総力で立ち上がる決戦方針を打ち立てよう。
韓国では民主労総による鉄道民営化阻止・非正規職撤廃、パククネ政権打倒のゼネストが打ち抜かれている。日本でも国鉄闘争と一体で、橋下徹大阪市長や近藤やよい足立区長を先兵とする自治体丸ごと民営化・10割非正規職化攻撃との大激突が始まっている。
JR北海道事故や民営郵政の職場の惨状を見よ。国鉄分割・民営化以来の民営化・外注化・非正規職化の大破産は明らかだ。青年労働者、非正規職労働者はもはや食っていくことも未来を描くこともできない。低賃金と人減らし合理化の中で超過重労働を強いられている。職場の安全は崩壊し過労死するまで働かされ、使い捨てにされる。これでいいのか。怒りを解き放って闘おう。絶対反対で闘う階級的労働組合をつくり出そう。
鈴木たつお候補当選へ総決起を
都知事選がかつてなく巨大な政治決戦となっている。自民党・公明党、連合は舛添要一を押し立て、日本共産党は宇都宮健児、これに社民党がすがりつく。民営化の権化、小泉・細川連合は新自由主義の絶望的危機の突破をかけてエセ「脱原発」を掲げている。ここに1千万人の怒りを体現する労働者の代表、鈴木たつお氏が登場した。
職場で街頭で、鈴木候補の登場と訴えに歓呼の声が上がっている。全原発即時廃炉とオリンピック中止を最大の争点に、一切のまやかしを暴く鈴木候補が台風の目となっている。福島の現実を真正面から問題にし、国鉄解雇撤回、民営化・外注化阻止、非正規職撤廃、「日の丸・君が代」を強制している都教委「(03年)10・23通達」破棄、都営交通24時間化中止を打ち出しているのは鈴木候補だけだ。資本家階級の利益と延命のためだけにうごめく他候補には労働者が生きていくための明確な路線を打ち出すことなどできない。
新自由主義は最後的に破産した。この資本主義のもとで労働者の未来などない。貧困と過労死に追いやられ、被曝を強制される労働者の生きる道は、安倍と新自由主義を打ち倒すプロレタリア革命の中にある。階級的団結の力で自ら未来を切り開こう。鈴木候補の当選をかちとろう。
郵政民営化を強行した小泉・細川連合や自治労・社保労組を屈服させて社保庁解体を強行した舛添、そして「司法改革」・裁判員制度の旗振り役、宇都宮をどうして支持できるか――現場の怒りが爆発し、社共、連合・全労連、体制内幹部の支配が崩壊している。全職場・全労組で大流動と決起が起こり、革命的再編が始まった。革命的共産主義運動、階級的労働運動の大躍進をかちとる決定的情勢だ。都知事選は闘う青年部建設、職場拠点建設の絶好の跳躍台だ。1千万人の「生きさせろ!」の叫び、”革命のヒドラ”を解き放ち、労働者階級が自ら担う「現代革命への挑戦」に踏み出そう。自治体労働者こそ先頭で決起し、14春闘に進撃しよう。