民主労総 2・25国民ゼネストへ
週刊『前進』06頁(2617号06面01)(2014/01/27)
民主労総 2・25国民ゼネストへ
(写真 2月パククネ退陣国民ゼネストへ向け民主労総が総決起大会【1月18日 ソウル駅広場】)
韓国・民主労総(全国民主労働組合総連盟、80万組合員)が第3次ゼネストを呼びかけた1月18日、ソウル駅広場に全国結集の全国鉄道労組5千人を始め1万人が集まり、「パククネ退陣!
民営化-年金改悪阻止! 鉄道労組弾圧粉砕! 民主労総決意大会」が開かれた。
この日、光州、全州、慶南、昌原、釜山、蔚山、済州など全国で決意大会が同時開催された。
23日間(12月9日~31日)の鉄道労組ストライキ映像の上映後、「私たちの武器である鉄道民主労組を死守して国民の念願である鉄道民営化阻止へ恐れることなく堂々と進もう」と呼びかける獄中のキムミョンファン鉄道労組委員長のメッセージが読み上げられた(1月16日にキム委員長ら指導部4人が業務妨害容疑で拘束された)。
鉄道労組のイヨンイク委員長職務代行と釜山、栄州、大田、ソウルの4地方本部長(職務代行)が登壇。「民営化阻止闘争は終わっていない。パククネ政権の最大の危機が鉄道ストだったというが、民営化を中断しないならば任期中ずっと危機は続くだろう」(大田本部長)、「拘束されたソウル本部長ら4同志を奪還し、民営化阻止闘争の求心にソウル地方本部が立つ」(ソウル本部長職務代行)などと力強く語った。最後にイヨンイク鉄道労組委員長代行が「無慈悲な弾圧に屈することなく23日間のストライキを闘い、全国民と全社会に民営化反対の共感を得ることができた」と語り、「水西(スソ)発KTX分割・民営化を撤回させ、労組弾圧を粉砕するために全力で闘う。労組の交渉要求を拒否して大量解雇と強制配転を強行するならば2月以降、第2次強力闘争を繰り広げる」と宣言した。
国際連帯の発言もあり、最後に民主労総のシンスンチョル委員長が、「民営化は資本と政府の貪欲(どんよく)を満たすためのものであり、この地で踏みにじられる民衆の幸せのためではない。拘束された鉄道労組指導部を私たちの力で取り戻し真の勝利をかちとろう。鉄道労働者の闘争と民主労総ゼネストはその新たな始まりだ」として「2月25日は権力と資本の貪欲に立ち向かうすべての人びとの闘争を結合し、ゼネストを成功させよう」と呼びかけた。
鉄道に続きパククネ政権は、保健医療や教育など5産業での規制緩和と民営化を画策している。これに対し、保健医療労組はストライキを構え民営化阻止闘争に突入する方針だ。金属労組も「15万組合員が2・25国民ゼネストに力強く進撃する」と宣言している。
パククネ大統領就任1周年を迎え撃つ2・25国民ゼネストへ、組織された労働者の力で新自由主義を打ち破る歴史的闘いが準備されている。この闘いに呼応し、日本でも安倍政権を打倒しよう!