法政大 新年第1波のデモ “暴処法無罪を死守するぞ”
週刊『前進』06頁(2617号05面05)(2014/01/27)
法政大 新年第1波のデモ
“暴処法無罪を死守するぞ”
(写真 「無期停学処分を撤回しろ」。総長室のある九段校舎前で怒りをたたきつけた【1月17日 千代田区】)
1月17日、法政大学文化連盟と全学連は、「無罪死守」「処分撤回」を掲げて本年初めての法大包囲デモを意気高くやりぬきました。
最大の焦点は、2月12日に判決を迎える法大暴処法裁判控訴審において無罪を守り抜くことです。1月10日に行われた暴処法裁判で被告側は堂々たる最終意見陳述を行いました。その高揚をもって、暴処法被告団を先頭に法大市ケ谷キャンパスに登場しました。
デモに先立ち斎藤郁真全学連委員長が熱烈な訴えを行いました。「昨年末、秘密保護法反対の闘いに数万、数十万の人びとが立ち上がった。猪瀬は医療の民営化と一体の金権腐敗への怒りで打倒された。今求められているのは、自らの現場で闘って現状を変革することだ。東京都知事選挙も、このことを貫く候補を推して闘おう」「闘って、行動して、声を上げて、人間らしく生きていく権利をかちとろう!」
続いて被告団の新井拓さんが、韓国民主労総のゼネストと連帯し、無罪を死守し都知事選に勝利しようと訴えました。
最後は武田雄飛丸文化連盟委員長です。「無罪をかちとる力は法大生の中にある」「処分撤回・無罪死守。そしてキャンパスに弾圧職員を招き入れて平然としているこの法政大学を変えていくために、2014年も闘っていきます」と宣言し、学祭実を打倒して新たな学生の組織をつくりだそうと締めくくりました。
大寒も近づく厳しい寒さをはねのけ、法大生の注目のもと、デモは元気に総長室のある九段校舎へ向けて出発。「暴処法無罪を死守するぞ!」「武田君への無期停学処分を撤回しろ!」。極悪の弾圧に手を染めてきた増田総長に対して、総長交代を前に全員が腹の底からの怒りをたたきつけました。
多くの注目を集めながら、デモは再び法大正門前へ。キャンパスの学生に被告団の増井真琴君がマイクをとりました。「いかなる判決が出ようとも、私たち被告団は歴史的には絶対に無罪です。全学連や文化連盟の、のべ125名の逮捕者の仲間たちも同じです」「自由を求めてキャンパスで声を上げる学生に対して、数の暴力をもってその自由を弾圧・抑圧する。こんなことが許されるはずはない。暴処法弾圧裁判の弁護団長である鈴木達夫弁護士が東京都知事選に立候補しています。この闘いと一体となって、無罪をもぎりとっていきましょう」
新自由主義の崩壊の中で、絶対反対の闘いでこそ勝利できる時代がついにやってきました。われわれ全学連は都知事選決戦に総決起し、その力で無罪死守もかちとっていく決意です。
(全学連・内田しをり)