国際労働運動 2月号 エジプト労働者の不屈の前進
週刊『前進』06頁(2616号06面04)(2014/01/20)
国際労働運動 2月号
エジプト労働者の不屈の前進
【特集】
昨年7月のエジプトの軍部クーデターは、11年2月革命以降の革命の前進に追い詰められた支配階級の最後の抵抗であった。この凶暴な反革命策動は、米帝とエジプト支配階級の総力をかけた巻き返し策動として、労働者階級に巨大な重圧を与えている。だが、エジプト労働者階級は指導部の主体的危機にもかかわらず、再び巨大な軍部独裁打倒を目指す不屈の決起を開始している。
こうしたエジプト労働者階級の闘いに触発されて全中東に労働者革命の波が一層拡大する中で、米帝の中東支配体制も総崩壊局面に突入している。
特集の第1章では、新たな試練をのりこえつつ、ブルジョア独裁体制の再建を目指す軍部と激突を開始している労働者階級の闘いの現状を明らかにしている。
では、今日の暫定政権と軍部の反革命的性格と、労働運動弾圧政策の実態について暴露する。
では、軍事的・政治的支配力を衰退させている米帝の対エジプト・中東政策が、今日全面的に破産の危機に直面している現実について明らかにする。
【ニューズ&レビュー】▽韓国。23日間の歴史的大ストライキを打ち抜いた鉄道労組の闘いが切り開いた偉大な地平を紹介する。
▽インドネシア。体制内労組の逃亡を打ち破りユドヨノ政権と日帝資本の侵略と対決する200万人ゼネストを貫徹した労働者の闘いを紹介。
【世界経済の焦点】
米財政危機がさらに一層深化し、ドル・米国債暴落に向けて転落する過程に入ったことを分析している。