2013年日誌 12月17日~31日 安倍の靖国参拝に批判噴出
週刊『前進』06頁(2615号04面04)(2014/01/13)
2013年日誌 12月17日~31日
武器輸出三原則に代わる「新原則」狙う/安倍の靖国参拝に批判噴出
●武器輸出緩和へ新原則 安倍内閣は外交・安全保障の基本方針となる国家安全保障戦略(NSS)を初めて策定し、これを支える防衛大綱、中期防衛力整備計画とともに閣議決定した。武器輸出を原則禁じた武器輸出三原則に代わる新原則を定める方針を打ち出した。(17日)
●米、量的金融緩和を縮小 米連邦準備制度理事会(FRB)は、量的金融緩和策の規模を14年1月から縮小することを決めた。(18日)
●北朝鮮が韓国に「予告なく報復」
北朝鮮は、韓国の保守系団体が北朝鮮の体制を批判する行事を実施したことに反発し、「予告なく報復する」との通知文を韓国に送付した。(19日)
●再処理工場、来年10月完成予定 日本原燃は青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の完成予定時期を来年10月にすると同県と同村に報告した。(19日)
●政府、復興加速へ方針転換 安倍内閣は、東京電力福島第一原発事故からの復興を進める新たな指針を閣議決定した。避難した住民全員を帰還させる目標をあきらめ、帰還した住民の被曝線量をはかる方法を見直す。東電への資金支援も強める。(20日)
●福井の原発周辺にヘリポート計画
政府は原発事故などの緊急時に自衛隊の部隊が即応できる態勢をつくるため、福井県の原発施設周辺にヘリポートを建設する方針を決めた。(22日)
●南スーダンPKO増派 国連の■基文事務総長は、内戦突入の危機にある南スーダンで国連平和維持活動(PKO)をする国連南スーダン派遣団に、軍事要員5500人、警察要員423人を増派するよう国連安全保障理事会に勧告した。(23日)
●政府、韓国軍へ弾薬譲渡 安倍内閣は国連の南スーダンでのPKOで、弾薬1万発を韓国軍に無償譲渡したことを報告した。日本の弾薬を他国に譲渡するのは初めて。(24日)
●島根2号機、審査を申請 中国電力は島根原発2号機(松江市)の再稼働に向け、新しい規制基準への適合審査を原子力規制委員会に申請。(25日)
●安部首相、靖国参拝 安倍晋三首相は、東京・九段北の靖国神社に一昨年の就任後初めて参拝した。現職首相の靖国参拝は06年の小泉純一郎首相(当時)以来、7年ぶり。安倍首相の靖国参拝について、米オバマ政権が「失望」を表明したほか、中韓が強く抗議した。ロシアや欧州連合(EU)からも批判や懸念の声が相次いだ。米欧政府の批判は極めて異例。(26日)
●除染延長を決定 環境省は東電福島第一原発事故で住民が避難した福島県の11市町村で進めている国直轄の除染について、作業期間を最大で3年間延長すると発表した。(26日)
●TPP閣僚会合、2月以降に延期
林芳正農相は1月に予定していた環太平洋経済連携協定(TPP)の閣僚会合が2月以降に延期になるとの見通しを示した。(26日)
●沖縄知事、辺野古埋め立てを承認
沖縄県の仲井真弘多知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古の埋め立て申請を承認したと発表した。(27日)