「労働組合権力を取る」を合言葉に青年先頭に挑戦 関東地方委員会

週刊『前進』06頁(2615号04面02)(2014/01/13)


 「労働組合権力を取る」を合言葉に青年先頭に挑戦
 革共同関東地方委員会


 関東地方委員会の歴史は「革共同50年史」の核心部の歴史そのものです。革共同創成期における神奈川・京浜工業地帯と千葉・京葉の鉄路での三全総路線の実践をもって地区党建設を開始しました。その力が1970年安保・沖縄決戦を準備しました。これは、戦後革命に続いて革共同が本格的にプロレタリア革命に挑んだ闘いでした。
 71年11月14日沖縄返還協定批准阻止闘争は権力の最後の砦(とりで)・機動隊政治を打ち破りました。無実の星野文昭同志に対する獄中39年の攻撃とスパイ荒川碩哉の育成は、革命の現実性に対する日本帝国主義の恐怖の表れです。
 関東地方委員会は、星野同志を始めとして自らが先端で押し開いた70年闘争に対する反動としての反革命カクマルの襲撃、国家権力の弾圧との死闘を闘いぬき、今日の情勢を引き寄せました。13年のスパイ荒川の摘発・粉砕と、階級的労働運動の前進と一体で進む星野奪還闘争の連続決起は、敵の思惑を粉々に打ち砕きました。
 安倍政権の改憲策動と特定秘密保護法制定は革命をめぐる問題です。この時に「護憲」的なものの対置は闘いを敗北に追いやるだけです。昨年11~12月の秘密保護法制定阻止闘争は旧来の「護憲」的思想の天井をぶち抜き、ここに労働組合の隊列を登場させるという勝利の展望を示しました。関東地方委員会は、日帝・新自由主義と安倍政権打倒へ、国鉄・反原発・改憲阻止・星野奪還の14年決戦の勝利の牽引(けんいん)車となって闘うことを誓います。

 動労千葉・水戸・連帯高崎と共に

 帝国主義は74―75年恐慌をへて新自由主義攻撃を始めます。80年代の国鉄分割・民営化攻撃こそ、改憲を含む彼らの唯一の生き残り策でした。関東地方委員会は国鉄・三里塚決戦の真っただ中ですべての国鉄労働者の中に分け入り、労働者と一体となって動労千葉の渾身(こんしん)の決起を守り、動労水戸・動労連帯高崎を生み出しました。これを可能にしたのは72年船橋事故闘争や79年動労千葉分離独立闘争から始まる労働者自己解放闘争と、現場に根ざして労組権力を取るプロレタリア革命の思想と実践でした。
 13年、ついに9・25判決をかちとり、国鉄改革法をあと一歩で食い破るところまで来ました。労働者派遣法を始め全悪法の根っこが崩壊しようとしています。動労水戸と国労郡山工場支部の外注化阻止・被曝労働拒否の闘いは、原発廃炉の展望をこじ開けています。
 JR東日本会社が、子どもたちを原発まで20㌔余りの広野駅まで運ぶ「ポケモン列車」を発表しました。福島圧殺攻撃の先兵です。東労組も国労もこれに屈しています。2・23いわき闘争から3・11反原発福島行動(郡山)に攻め上ろう!
 関東地方委員会は昨年12月の革共同政治集会で、14年、「労組権力を取る」を合言葉に闘うと宣言しました。青年労働者を先頭に一層の団結を固め、地区党の正面課題としてこれを必ず実現しよう。そのために職場に『前進』1万人読者網をつくろう。権力と資本から防衛された非合法・非公然の党を建設しよう。
 今、青年労働者が生きていけない現実があります。4月1日消費増税だけではなく、年金や生活保護削減、住民税や保険料の引き上げなど全世代に攻撃がかけられています。安倍の戦争攻撃とどう闘うのか。どう生活を守るのか。どうしたらその責任が取れるのか。求められているのは勝利の実践方針です。それは組合権力を取ることです。
 関東地方委員会は06年の「党の革命」完遂の責任を引き受けて闘ってきました。これが13年、前進社神奈川支社を建設し、現場労働者への弾圧をすべて粉砕し勝利した力の根源です。その自己解放的決起の力を思う存分発揮して、動労千葉・動労水戸に続く労働組合の拠点を建設します。

 韓国鉄道労組・民主労総と連帯

 韓国鉄道労組は民営化阻止ストを12月9日から22日間にわたって闘いぬき、プロレタリア世界革命の現実性を示しました。12月22日の民主労総本部事務所への暴力的襲撃・事務所破壊と組合員130人の不当逮捕、7千人への懲戒処分をはね返して28日にゼネストを貫徹しました。この闘いが韓国の青年・学生の心をつかみ、ストライキの間中、全国各地の駅で「民営化反対・スト支持」1人デモやキャンドル文化祭が行われ、各大学でストを報じ「お元気ですか」と激励する壁新聞が掲示されました。
 朝鮮半島では今日、韓国・パククネ政権も北朝鮮スターリン主義も、戦争の恫喝で労働者を支配しようとしています。長期スト貫徹とその収束、1月再度のゼネストをやる実力を持つ労働組合が全人民を組織してプロレタリア革命に向かう1917年のロシアのような情勢が、14年の東アジアで始まったのです。
 13年の闘いが壮大な展望を切り開いたがゆえに14年、飛躍に次ぐ飛躍が求められています。関東地方委員会はすべての課題を引き受け、全党の同志とともに闘います。
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