羽越線事故8年 JRは責任を取れ! 新津車両製作所の子会社化反対 新潟

週刊『前進』06頁(2615号03面02)(2014/01/13)


 羽越線事故8年 JRは責任を取れ!
 新津車両製作所の子会社化反対 新潟で集会とデモ

(写真 集会に先立つデモで新津車両製作所子会社化反対の声を新潟駅周辺に響かせた【12月23日】)

 羽越線事故から8年目の12月23日、みぞれが降る中、約50人の労働者が結集し「JRは羽越線事故の責任を取れ!」「新津車両製作所の子会社化反対!」「『経営構想V』打倒!」「国鉄1047名解雇撤回!」のシュプレヒコールを新潟駅周辺に響かせた。また、動労千葉の鉄建公団訴訟最高裁署名も1時間余りで119筆が集まった。
 午後からは「羽越線事故8周年弾劾!新津車両製作所の子会社化反対!JRは全解雇者と全出向者を戻せ!12・23集会」が開催された。
 冒頭、新潟県労組交流センター顧問であり、国労新潟地本元副委員長、動労千葉鉄建公団訴訟控訴審署名呼びかけ人として活躍された高山克己さんと、三里塚反対同盟事務局次長の萩原進さんの急逝を悼んで黙祷(もくとう)を行った。次に新潟県労組交流センターの青年労働者が、9・25動労千葉鉄建公団訴訟控訴審判決の意義を明らかにした。
 新津車両製作所とグループ企業で働く労働者が登壇し、「子会社化で今の仕事に嫌気がさしている仲間も出ている。これが本当に大変で深刻な事態」「子会社化はほんの少しの会社幹部のためで、私利私欲だ」「徹底的に反旗を翻す」と怒りをあらわにした。
 続いて「郡山総合車両センターにおける外注化と被曝労働との闘い」と題して国労郡山工場支部の橋本光一さんが講演した。橋本さんは「外注化で車両の品質が低下した。外注先の下請け会社は正社員を増やさず、孫請けに出している」と実態を明らかにし、13年6月の倉庫業務の外注化に対して「国労が絶対反対を掲げ、当該の組合員が出向を拒否して阻止した。しかも出向者も戻した」と、労働組合が反対すれば外注化は阻止できることを力強く語った。
 7~8月の被曝労働との闘いは、国労本部・仙台地本が闘いを放棄する中で、支部が絶対反対を貫き、現場組合員が生き生きと管理職を追及して闘い、青年労働者の期待が集まっていることも明らかにし、外注化・被曝労働絶対反対の闘いで「自分が変わることで組合員も変わり、労働組合も変革することで社会も変革できることをつかんだ」とまとめた。そして「3・11反原発福島行動  
14」への結集を訴えた。
 決意表明では、国労組合員資格確認訴訟を闘う小玉忠憲さんと成田昭雄さんが登壇し、2・16国鉄集会への結集を訴えた。国労貨物の組合員は年末手当1・3カ月という超低額回答を弾劾し、利潤拡大のために労働組合を無力化しようとする資本と闘うことを明らかにした。またJP労組の青年労働者は「われわれは負けていない! 来年が勝負だ」と発言した。
 最後に星野文男国労新潟県支部執行委員が、「2014年は第2の分割・民営化との決着をかけた決戦だ。新津車両製作所分社化・子会社化反対と1047名解雇撤回へ総決起しよう」とまとめ、坂場信雄動労千葉を支援する会・新潟代表の音頭で団結がんばろうを三唱した。
 (新潟・M)
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