ZENSHIN 2001/03/19(No1997 p06)

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週刊『前進』(1997号5面1)

けしば候補必勝を大衆運動の力で開け
森・石原の戦争政治粉砕へ 都政に人民の闘う代表を

 全党・全人民の総決起を訴える

 六月二十四日投票の東京都議会議員選挙に向かって、この三〜四月、総力決起しよう。日本帝国主義の侵略戦争国家化の攻撃、吹き荒れる資本攻勢、かつてない政治危機と政治腐敗の露呈のもとで、今次都議選は、七月参院選の直前の都議選として、事実上の国政選挙としての位置と大きさをもつ決戦である。われわれは「都政を革新する会」のけしば誠一・杉並区議の立候補を断固支持し、けしば候補の都議初当選をなんとしてもかちとらなければならない。他政党との激烈な党派闘争にかちぬき、選挙戦に勝利するためには、われわれは現下の森退陣をめぐる政治的大変動情勢に断固として参入し、情勢を下から主体的に揺り動かす政治勢力として登場しきらなければならない。都議選―参院選を含む今後の階級情勢・政治過程の帰すうは、この三〜四月の攻防にかかっているのだ。この一大政治決戦に、いざ総決起しようではないか。

 未曽有の危機と腐敗自民党打倒する好機

 都議選決戦―七月参院選は、日帝の政治危機の爆発的進展の中で、日本労働者階級の未来を決する一大政治決戦である。全政党が二つの選挙を見据えた決戦に突入しており、この政治決戦とそこに至る全過程を革命党と革命勢力が全力で闘わないならば、階級闘争の土俵の外にはじき飛ばされかねない重大情勢である。
 この三〜四月、われわれは、「森・自公保政権打倒、ファシスト石原打倒」を真っ向から訴えて巨大な大衆運動を爆発させ、その力で情勢のヘゲモニーを握り、六月都議選へと攻め上り、けしば候補の当選をかちとるのだ。
 日帝・森政権危機=自民党危機、そして都議選―参院選をめぐる現下の階級情勢は、どのようなものか。
 アメリカ帝国主義のバブル経済がついに崩壊過程に入り、世界経済は一九三〇年代的な世界大恐慌の過程に本格的に突入した。世界は侵略戦争、帝国主義間戦争、世界戦争へと突き進んでいる。米帝ブッシュ新政権は、全世界を戦争にたたき込む軍事・外交政策の展開をもって、米帝の帝国主義的利益を排他的に貫こうとしている。その中心環として、対ドイツ帝と並んで対日帝の争闘戦を激化させ、中国・北朝鮮に対する侵略戦争攻撃を強めている。
 これに対して日帝は、九〇年代をとおして没落帝国主義に転落し、今や恐慌の深刻化の中で体制存亡の危機を深めている。株価はバブル経済崩壊後の最安値にまで下げ、実体経済の落ち込みに拍車をかけている。大手企業は相次いで大規模な人員削減を強行し、中小・零細企業の倒産、失業の増加はとどまるところを知らない。日帝は、労働者人民への犠牲転嫁を強め、有事立法と教育改革攻撃をとおした改憲=戦争国家化の攻撃を強めている。
 しかも、自民党KSD汚職や政府機密費疑惑、官僚・警察・検察・裁判所の腐敗など、政治家と権力機構の底知れぬ腐敗がさらけ出されている。しかも森にとって代わる首相候補すら出てこないという中で、まさに日帝そのものが自滅的な動揺と混迷の極に達しているのである。
 だが、野党の総屈服、真に闘う政党の不在という状況の中で、大多数の労働者人民は自分の怒りをどのようにぶつけたらよいのか、いまだ見いだせないでいる。労働者人民の怒りは強まり、広がっているにもかかわらず、不完全燃焼の状態にあるのだ。
 石原とファシスト勢力はこの体制危機の中で、自民党政治および無力な野党を右の側から攻撃し、「日本をだめにした元凶は、戦後憲法と戦後民主主義だ」と、労働者階級に攻撃の矛先を向け、露骨な反米主義と、反中国・反北朝鮮の差別主義・排外主義を扇動している。その行き着く先は、アジア侵略と戦争の道である。
 まさに階級情勢は、レーニンが規定したような〈革命的情勢〉に接近しているのだ。支配階級がこれまでどおりのやり方ではやってゆけなくなり、ファシスト勢力を使った攻撃を強める一方で、労働者階級の側も政治の思い切った変革を求めて、かつてない流動化を開始しているのである。
 森政権危機=自民党危機と、参院選―都議選をめぐる情勢は、このようなものである。われわれは、この階級激動の真っただ中に躍り込んで、森・自公保政権、ファシスト石原の戦争政治と最も非妥協的に対決する勢力として闘い、労働者人民の進むべき針路を、身をもって示そうではないか。けしば候補と都革新が、力ある政治勢力として登場し、真っ向から闘いを呼びかけるならば、労働者人民は必ず立ち上がり、情勢を大きく揺り動かすことはまったく可能なのだ。
 一九八九年の都議選では、リクルート疑獄と消費税導入に対する人民の怒りが燃え上がっている中で、これと結合し、その闘いの先頭に立って、都革新の長谷川英憲代表が初当選をかちとった。情勢はそのときと比べてもさらに一段と帝国主義の危機は深まり、人民の怒りは高まっている。まさに革命的情勢が最も深いところから急速に成熟してきている。労働者階級の深部から、地殻変動的な政治的流動化が確実に始まっているのである。
 だからこそ、国政・都政・区政のあらゆる場で労働者階級の立場を貫き、日帝と対決する政治勢力、労働者党の登場が待ったなしに求められているのだ。都議選決戦は、未曽有の自民党危機を真に日帝打倒の戦略的好機とすることができるかどうか、流動化する労働者人民の獲得をめぐって石原を中心とするファシストが勝つか革命派が勝つかの大決戦なのである。

 労働者人民に訴える都議選の政策的課題

 都議選決戦で何を訴え、課題として闘うか。

 自民党の腐敗と反動の政治を許すな

 第一に、「日帝・森政権の戦争と大失業の攻撃、政治腐敗を許さず、森・自公保政権を打倒しよう」ということである。
 KSD汚職で突き出されたものは何か。中小零細企業の出資金や、「研修」と称するアジア人労働者の低賃金労働から搾り取った金を、自民党の村上、額賀、小山らがわいろとして受け取り、そのほかにも党費、政治資金として自民党に入れていたという腐敗の構造が明らかになった。その額は十八億円以上にのぼる。多数の自民党議員がKSDとかかわっていた。これは自民党ぐるみの組織的汚職事件である。自民党は土台から腐りきっている。
 外務省および内閣官房機密費疑惑は、横領・詐欺という高級官僚の腐敗の問題にとどまらない。七十億円もの税金が、自民党と支配階級の権力維持のための政界工作費や、侵略外交のための国家的スパイ活動費として使われ、野党も買収されて容認してきた。このことこそ、徹底的に追及されなければならない。
 さらに大失業と賃下げのあらしの中で、重税と福祉切り捨て、介護保険、年金大改悪の攻撃にさらされ、労働者家庭は困窮の度を深めている。同和対策事業の打ち切りと解同本部派の屈服のもとで、部落差別攻撃が強まっている。アジア人民への差別・排外主義の攻撃が吹き荒れている。
 こうした労働者人民の苦しみの対極で、日帝支配階級と政治委員会、高級官僚どもは人民の血税で遊興にふけり、高級料亭で飲み食いし、反人民的な権力支配の維持のために血税を私物化しているのだ。断じて許せない。
 ところが、これに対して野党は選挙目当ての党利党略的な取引のみで対応しているだけであり、真に労働者階級の立場に立って闘う政党は、国会にも都議会にもひとつもない現状である。民主党はブルジョア政党の階級的本質もあらわに、日帝の戦争・改憲攻撃と、規制緩和=大リストラ、構造改革と称する労働者階級への攻撃を推進している。日本共産党スターリン主義は、ついに日米安保と自衛隊の容認、「自衛戦争」の名をもってする日帝の侵略戦争の容認に行き着いた。「資本主義の枠内の民主的改革」路線なるものが、日帝の戦争と資本攻勢への全面屈服しか意味しないものであることがはっきりした。こうした野党の総屈服を弾劾し、「森内閣を打倒せよ! 森を今すぐやめさせろ! 自民党の腐敗と反動の政治をこれ以上許すな! 自公保連立政権をぶっ飛ばせ! 都議選―参院選で自民党を全滅させ、自公保を壊滅的大敗に追い込め!」と訴えて闘おう。

 ファシスト・石原都政を打倒しよう

 第二に、「日帝のファシスト的先兵、石原を打倒しよう」ということである。
 石原が「国と闘う政治家」などというのは大うそである。石原こそ「東京から日本を変える」と呼号して、日帝の反動攻撃を先取りした攻撃を次々とかけている。
 石原は、公然と朝鮮・中国に対する戦争挑発を行い、他方で自民党も言えないような反米主義を叫び、排外主義をあおっている。そして、「周辺事態法が発動されたら全面的に協力する。羽田でもなんでも提供する」と、全都の中国・朝鮮侵略戦争出撃基地化を公言し、「三国人が騒じょう事件を起こす」「外国人は一般人を襲う」などと、一九二三年関東大震災時の朝鮮人・中国人大虐殺とまったく同じデマを、都知事の立場から公然と叫んで警察権力を大増強しているのだ。
 これは、かつて日帝が三〇年代的危機のもとで、対外侵略戦争、対米戦争に突き進み、アジア人民数千万人を虐殺し、日本労働者人民を塗炭の苦しみに追い込んでいった道そのものだ。
 石原はまた、福祉施策をどんどん廃止しながら、他方では臨海副都心開発、大型道路建設などの大資本救済の公共投資を進め、都労連労働者に対する賃金削減、四年間で五千人の大リストラと労働強化を強行している。こうした石原都知事の悪政と対決し、石原を打倒しよう。
 ところが、この石原と都議会で対決すべき時に、全政党が石原のファシスト的突出力を恐れ、石原に屈服しているのである。
 日本共産党はなんと言っているか。議長・不破は、「石原都政に対しては、是々非々でいく」「われわれの主張にあうことなら、いつでも賛成」「首都移転反対では石原さんと同じ演壇に立って゛共同闘争″をやりました」と、ファシストとの共闘を自慢しているありさまである(二・二三墨田区での演説)。日共は、労働者人民のファシスト石原打倒の闘いに真っ向から敵対し、石原の戦争政治を支える反動的役割を果たしている。
 「三国人発言」を始めとする一連の差別と排外主義の暴言をどうして都議会の場で弾劾し、謝罪させないのか。福祉切り捨てや九・三自衛隊首都治安出動演習を、どうして問題にし、都民の怒りを組織して対決しないのか。まったく、おかしいではないか! この都議会の総屈服状況が、本来憶病な石原を増長させ、石原がまるで国政と対決しているかのような虚像と幻想を横行させているのだ。
 都議会に、石原と真正面から闘う議員が絶対に必要なのである。ファシストが都知事の座を占め、都政をじゅうりんしているときに、「無風」などということがあってはならない。けしば候補の当選をかちとることで、石原都政に大打撃を与え、都議会を戦場にして石原打倒へ進撃しよう。

 民衆の決起で政治の変革を

 第三に、けしば候補と都革新がまったく新しい政党であること、ソビエト思想を体現した真の労働者人民の党であることを訴えて闘おう。
 @自民党は一人も当選させるな! 杉並でもまず自民党の野田、千葉を絶対に落選させよう。
 A自民党と結託し、自民党危機を支えることで甘い汁を吸うことを考えているような公明党・森田も断固たたき落とそう!
 B野党は、まやかしの野党ばかりだ。民主党や共産党は、自民党とファシスト石原の戦争政治に屈服している。こんな政党では、絶対日本の政治、人民の暮らしはよくならない。
 C自民党と徹底的に闘い抜き、国政・都政・区政に本当に風穴を開ける人、そうした運動の代表をこそ議会に送り込むべきだ。
 大衆自らが立ち上がって現状を変えていく、そうした運動こそ、腐りきった戦争と反動の政治を変革する力であり、政治の中心にならなければならない。そうした考えで闘っているけしば候補を、みんなの力で都議会に送ろう――。
 こうした内容をもって、杉並区民六十万人、有権者四十二万人を対象に、猛烈な宣伝戦、組織戦を展開し、森・自公保政権、石原都政への怒りを組織し、解き放とう。われわれの持てるすべての力を杉並に全力集中し、杉並区全域を闘いのるつぼと化そう。

 教育改革・改憲攻撃阻止へ

 さらに、具体的な争点としてまず、森・石原の教育改革、教科書改悪攻撃と対決し、これを改憲阻止決戦そのものとして闘うことである。
 日帝・森政権の教育改革攻撃は、日帝の体制的危機に起因する教育の危機を逆手にとって、戦後教育を右側から反動的に解体し、在日朝鮮・中国・アジア人民の民族教育を攻撃し、解放教育をたたきつぶそうとするものだ。それは、帝国主義間争闘戦=侵略戦争と市場争奪戦に向かって労働者人民を精神的=実体的に総動員していこうとする攻撃である。これ自体が改憲攻撃そのものである。「愛国心」教育とは、アジア人民を侵略戦争で虐殺することを正しいと教え込む教育であり、断じて許してはならない。
 日帝の教育改革の先頭に立っているのが、ファシスト石原である。石原は「日の丸・君が代」反対を闘った国立市の教育労働者を不当処分し、「つくる会」編集による戦争賛美教科書を中学校に採択させるために、各地の教育委員会に「採択手続きから教員を排除しろ」という露骨な圧力をかけている。断じて許すことはできない。
 三〜四月の「日の丸・君が代」強制を許さない卒業式・入学式闘争を、闘う教育労働者と保護者・生徒たちの決起を守りぬき、アジア人民・在日アジア人民と連帯して闘おう。広範な統一戦線を形成し、「教育改革攻撃粉砕」「戦争賛美教科書の検定合格・採択攻撃を許すな」の大衆運動を爆発させよう。
 また、沖縄に日米安保の矛盾を集中させ、沖縄人民に「基地との強制」を押しつける攻撃が強められ、そのもとで米兵犯罪が続発し、米軍高官の差別的暴言が繰り返されている。これに対する沖縄人民の闘いは今や爆発寸前である。新城せつ子杉並区議ら沖縄に熱い思いを寄せる在本土沖縄出身者を先頭に、「沖縄米軍基地撤去」を唯一掲げて闘う候補として、けしば候補を押し立て、当選をかちとろう。

 介護保険廃止へ前進しよう

 次に、介護保険闘争の一層の前進を、「介護と福祉を要求する杉並住民の会」と固く連帯して闘いとることである。
 介護保険料の強制徴収、利用料の一割負担、さらに今年一月からの高齢者医療費の定率制移行(一割負担)などで、負担に耐えられずに通院をやめる高齢者が続出している。追い討ちをかけるように十月から六十五歳以上の介護保険料の全額徴収(現行の二倍化)が強行される。
 高齢者が、生きるために必要な通院治療をやめることは命の危険に直結する。こうして日帝権力の悪政によって、高齢者が日々「殺されている」のである。こんなことを一刻も早くやめさせなければならない。
 この中で「杉並住民の会」は、一定基準の低所得層の高齢者が月額三千円の負担で、すべての介護サービスを受けられる「利用者負担助成事業」を、新年度からの区の事業としてかちとった(介護保険基準との差額一万二千円を杉並区が助成)。これは「住民の会」が、八十八歳の代表を先頭にして幾度も杉並区と交渉し、かちとった大きな成果である。都政を革新する会とけしば区議は、「住民の会」とともに利用料の減額と助成の実現のために全力で闘った。
 財政危機を口実にした福祉の破壊など絶対に認められない。介護と福祉は、高齢者=労働者階級が生きるための権利である。「必要な人に必要な介護を」「利用料の一割自己負担をなくし、介護は全額公費で負担せよ」「憲法違反の介護保険をなくせ」の闘いを圧倒的に強化しよう。
 石原都政の高齢者福祉手当廃止、シルバーパス有料化などの福祉切り捨て攻撃に反対して闘おう。

 都労連防衛、階級的労働運動の前進を

 また、都労連を防衛し国鉄闘争の勝利と、首都における階級的労働運動の発展をかけて闘おう。
 石原は都で働く労働者に賃下げ・リストラ、成績主義の強化と、都労連つぶしの攻撃を強めている。今後さらに都営地下鉄の切り捨て=民営化、都立病院や福祉施設の民間委託・民営化推進など、かつてない現業部門全面切り捨ての攻撃が襲いかかろうとしている。都労連の存亡をかけた決戦は不可避である。
 都議会内の全政党は、石原の「財政危機」を口実としたリストラ、都労連破壊の大攻撃に屈服し、都の労働者の利益を裏切っている。十万人の都労連労働者の職場と生活、権利を守るために、ともに闘う都議会議員が絶対に必要である。そして、都議選勝利を突破口に、大失業時代の真に階級的な労働運動の前進を大きくつくりだそう。
 また、区で働く職員を始め杉並区のすべての労働者とともに、階級的団結を形成していく闘いを断固推し進めよう。
 この間の学校給食の民間委託反対の闘いは、学校現場で働く労働者との連帯をつくり出し、杉並区における労働運動の階級的前進の新たな地平を押し開いている。この闘いを引き継ぎ、発展させよう。
 石原は臨海部開発や大型道路建設、空港整備に巨額の税金を投入し、土地取り上げと環境破壊と財政赤字を都民に押しつけている。巨大公共事業はいったんすべて中止を! 環境破壊と財政赤字の根を断とう!

 けしば氏こそ人民と共に先頭で闘う候補

 杉並選挙区は定数六に対して、けしば候補を始めとして、以下の十一人が立候補を予定している。都内でも有数の激戦区である。
 けしば誠一(都革新新)
 野田和男(自民現)
 吉田信夫(共産現)
 森田安孝(公明現)
 田中 良(民主現)
 藤田愛子(生活者ネット 現)
 福士敬子(自治市民現)
 千葉のぼる(自民新)
 西村正美(自由新)
 葉梨俊郎(無所属新)
 木梨もりよし(民主新)
 けしば候補は、労働者人民の先頭で、森・石原と真っ向から対決する気概と力量を持った候補である。他候補とは比べものにならないほどの、豊かで革命的な政治思想と闘いの経験・力量を持った革命的政治家である。
 けしば候補は、六〇年代後半のベトナム反戦闘争・全共闘運動―七〇年安保・沖縄闘争―三里塚闘争の先頭に立ち、そして九一年に区議初当選以来三期十年間、杉並区民の生活と権利を守って、区民とともに闘ってきた。学校給食の民間委託反対をめぐる二・二八杉並区議会文教委員会でも、けしば区議は、傍聴に詰めかけた百人あまりの区民とともに、行革リストラ推進派の全政党とわたり合い、仁王立ちして闘いぬいた。このけしば候補を推し立てて、全労働者階級の総決起で森・石原を必ず打倒するのだ。
 現職の議員を打倒し、初挑戦のけしば候補の勝利をかちとるためには、選挙戦の現局面はなお厳しいものがある。運動のあらゆる面での飛躍が決定的に求められている。必要なことは、労働者人民とともに闘う全党・全党員の総決起だ。「闘う大衆」として、大衆運動の先頭で闘おう。
 一人ひとりの同志が、文字どおり「けしば候補」の分身となり、自らの人生をかけて、蜂起戦に決起することだ。
 この都議選は、革共同が日本共産党をのりこえ、本物の労働者階級の党に飛躍していく決定的闘いである。五月テーゼ―一九全総路線のもとで、二十一世紀のプロレタリア革命に勝利するための、革命党と労働者階級の陣形の飛躍をかけた蜂起戦である。
 カクマルの白色テロ策動を断じて許さず、日帝警察の妨害と弾圧をはねのけて、断固勝利しよう。
 都議選決戦と一体の闘いとして三・二五の三里塚現地闘争―五・二七反戦共同行動委闘争に決起しよう。石にかじりついても、都議選決戦に絶対勝利しよう。

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