「星野ゼッケン」沖縄を席巻 5・16交流集会
「星野ゼッケン」沖縄を席巻
5・16交流集会 労働者の力で奪還を
5・15—17沖縄現地闘争は、青年労働者・学生を先頭に、新たな安保・沖縄闘争として爆発した。基地と戦争に対する沖縄県民の根底からの怒りが「米軍基地即時撤去」として噴出した。「星野さんを取り戻そう全国再審連絡会議」に結集する全国の救援会は、3日間の闘いを全力で打ち抜き、星野闘争とはすなわち沖縄闘争であることをしっかりと確立させた。
16日には、那覇市青年会館で「星野闘争勝利全国交流集会in沖縄」が開かれた。全国から32人が参加し、「今こそ星野文昭同志を取り戻そう」と熱烈に団結を固める集会として大成功した。これだけの仲間が集まったこと自身が、ここ数年の星野闘争の前進を示している。3日間にわたる沖縄現地の闘いの場には、常に「星野のぼり」「星野ゼッケン」があった。
司会選出の後、「沖縄・万人(うまんちゅ)の会」会長の真喜志康彦さんが開会のあいさつに立った。真喜志さんは、「悪天候の中、普天間基地包囲の“人間の鎖”は完全につながった。沖縄の地熱は熱い。星野さんを取り戻す闘いは、沖縄から突破口を開きたい。沖縄の労働者が闘いの先頭に立つ」と訴えた。
続いて、星野同志の5・15〜17沖縄行動にあてたメッセージ全文が読み上げられた(別掲)。全国事務局から、星野同志にかけられた懲罰攻撃との闘い、6月の星野全国総会、星野闘争勝利の展望の3点に関する運動報告が行われた。さらに再審弁護団事務局から、再審闘争の報告が行われた。
討議では徳島、東京なんぶ、大阪、千葉、東京北部、茨城、埼玉、杉並、沖縄民権の会が次々に発言して、星野同志奪還に向けた闘いと決意を語った。奥深山幸男さんの免訴をかちとる闘いも報告された。
星野暁子さんが、「2日間の闘いで、沖縄の怒りが抑えきれないところに来ているのを感じた。基地撤去闘争を闘ってデッチあげられた星野に多くの共感が寄せられた。沖縄と星野の闘いは一体で進む。懲罰は運動の前進に対する攻撃だ。運動を進め、文昭の命を守り、1日も早く取り戻そう」とアピールした。最後に、共同代表の平良修さんが閉会のあいさつを行った。
全国の仲間は、星野文昭同志の思いを胸に3日間の沖縄闘争を闘い、星野奪還闘争の路線的意義を打ち出し、再審闘争勝利の展望を明らかにして全国各地に帰った。