日誌 2010年 5月12日〜18日
日誌 2010年 5月12日〜18日
鳩山、「普天間」5月決着先送りへ/「国民投票法」が施行
●高速道路上で米軍訓練 沖縄県宜野座村のキャンプ・ハンセン内で米軍のヘリコプターが兵士5人をつり下げて上空を旋回する訓練を行っているのが確認された。訓練は沖縄自動車道の近くで行われており、兵士をつり下げたままヘリが同自動車道の上空付近を通過していた。(12日)
●クラスター弾訓練 沖縄県の米空軍嘉手納基地に飛来している米海兵隊岩国基地(山口県)所属のFA18戦闘攻撃機が、殺傷能力が高く世界的に禁止が進むクラスター(集束)爆弾1発を装着して離陸するのが確認された。同機体が帰還した際には、爆弾は装着されておらず、沖縄近海の射爆場で投下した可能性が高い。(12日)
●政党紙配布、二審有罪 05年9月の総選挙の投開票日の前日に東京都内の警視庁職員官舎の集合ポストに共産党機関紙「しんぶん赤旗」の号外を配ったとして、国家公務員法違反(政治的行為の制限)の罪に問われた厚生労働省元課長補佐の控訴審で、東京高裁は、求刑どおり罰金10万円とした一審・東京地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却する判決を言い渡した。被告側は上告した。(13日)
●5月末決着先送りに言及 鳩山首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「5月末(決着)の期限を私はつくったから、国民との約束の中でできる限りのことはする」と述べる一方、「すべてが果たされるかどうかということだから、6月以降も詰める必要があれば、当然努力はする」と語り、「5月末決着」の先送りの可能性に初めて言及した。(13日)
●内閣支持率21% 朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は21%で、前回調査(4月17、18日)の25%からさらに下落した。不支持率は64%(前回61%)だった。米軍普天間飛行場の移設問題について「約束違反」との意見は61%に達した。(15、16日)
●「北朝鮮の魚雷と判断」 韓国のユミョンファン外交通商相は、慶州での日韓外相会談で、3月末に起きた韓国哨戒艦の沈没について「北朝鮮による魚雷攻撃」との考えを岡田外相に伝えた。韓国政府が「北朝鮮の犯行」との判断を関係国に示した事実が明らかになるのは初めて。岡田は「韓国を支持し、必要な協力を惜しまない」と表明した。(16日)
●国民投票法が施行 憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行された。改憲原案を審議する憲法審査会は、議事手続きを定める審査会規程が参院で整備されておらず休眠状態。衆院は麻生政権で規程を強行採決したが、委員の選定は進んでいない。現状では、改憲原案が提出されても審議はできない。(18日)
●米大統領「韓国支持」 韓国大統領府によれば、米国のオバマ大統領は、イミョンバク韓国大統領と電話で会談し、韓国哨戒艦沈没事件について「米国は韓国政府の対応と国際調査団の調査活動を全面的に信頼し、支持する」と語った。(18日)