2010年4月 5日

日誌 2010年 3月24日〜30日 「勝連沖」で650人が移設反対/徳之島で4200人

週刊『前進』08頁(2434号6面2)(2010/04/05)

日誌 2010年 3月24日〜30日
 「勝連沖」で650人が移設反対集会/徳之島で4200人が集会

●訓練の県外移設に難色 米太平洋軍のウィラード司令官は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、訓練の一部を沖縄県外に移す案は、航空部隊と地上部隊を一体で運用できなくなることから難しい、との見方を示した。(25日)
●「たたかれようが決断」 連合沖縄の仲村会長らが首相官邸に平野官房長官を訪ね、米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設断念の要請書を手渡した。平野は「どこでも地元が反対だ。連合の言い分は分かる。たたかれようが決断する」と述べた。(25日)
●「勝連沖」反対集会 与勝海上基地建設計画反対うるま市民協議会(うるま市民協)は、米軍普天間飛行場移設の勝連半島沖埋め立て案に反対する市民総決起大会を開いた。住民ら約650人が参加した。(25日)
●米ロ、核軍縮条約合意 オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は、第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継となり、両国の戦略核弾頭を1550発に削減する新たな核軍縮条約に最終合意した。(26日)
●軍事境界線近くで韓国艦が沈没 韓国北西部沖の黄海で艦尾に穴が開いた韓国海軍の哨戒艦が沈没、乗組員104人のうち46人が行方不明になった。現場は海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近。(26日)
●移設先に徳之島検討 鳩山政権が米軍普天間飛行場の移設問題で、暫定的な移設先として徳之島(鹿児島県)を検討していることがわかった。岡田外相と北沢防衛相がそれぞれ米側と沖縄側に検討状況を伝えた際、この内容も盛り込まれていた。(26日)
●オバマがアフガンを電撃訪問 オバマ米大統領は、就任以来初めてアフガニスタンを訪れ、カルザイ・アフガン大統領と会談した。予定が事前に公表されない電撃訪問だった。(28日)
●徳之島で4200人集会 米軍普天間飛行場の移転先候補とされる鹿児島県・徳之島で島民らによる移設反対大会があった。島民約4200人が集まり「徳之島への移設を断固として反対する」決議文を採択した。(28日)
●政党紙配布に逆転無罪 休日に政党の機関紙を配布したとして、国家公務員法違反(政治的行為の制限)の罪に問われた旧社会保険庁職員(現日本年金機構准職員)の控訴審で、東京高裁は、罰金10万円、執行猶予2年とした一審・東京地裁判決を破棄し、無罪とする判決を言い渡した。(29日)
●普天間、5月決着堅持 岡田外相がゲーツ米国防長官と国防総省で会談した。岡田は米軍普天間飛行場の移設について「5月末までに決着したいとの鳩山首相の考えに変わりはない」と伝えた。(29日)
●島根原発、点検漏れ123件 中国電力は、島根原発1号機と2号機(松江市)で、機器の交換や点検が定期検査で実施されたことになっていたのに、実際には実施されていなかったものが計123件あったと発表した。1974年の1号機の運転開始以来、点検・交換記録がまったく残っていないものもあった。(30日)