交流センター女性部大会 組織拡大へ“全員がリーダーに”
交流センター女性部大会 組織拡大へ固い一致
“全員が階級のリーダーに”
4月10〜11日、国鉄1047名解雇撤回闘争の解体か、新たな継続・発展かをかけた歴史的な激突情勢の中で、全国労働組合交流センター女性部第17回定期全国大会が千葉市のDC会館で行われた。全国から代議員・傍聴者が結集し、国鉄闘争の全国大運動への総決起と女性部の前進・拡大の実現へ、固い一致をかちとった。
司会が「大恐慌の中で闘いの前進と組織拡大で故中野洋交流センター代表にこたえていきたい。2010年は女性部が主流派として躍り出る時、全員が階級のリーダーになれる白熱した議論を」と開会を宣言した。
主催者を代表し長谷川ユキ女性部長があいさつに立ち、国鉄1047名闘争の「政治和解案」を徹底弾劾し、「職場・地域で動労千葉労働運動を強力に進めよう。交流センターが労働組合・現場の指導部として登場していく時だ」と檄をとばした。
三役が議案を提起し、「敵は労働者を数、モノとして扱う。私たちは一人ひとりを大切にし団結の力で闘う。組織拡大をどうやるか、実感している問題を出し合おう」と、議論の進め方を鮮明にした。三浦半島教組の労働者が、組合権力奪取の闘いについて特別報告を行った。2日間の討論で19人が発言した。
「働いている老人ホームの民営化反対のビラをまいたら配転。保育園の民営化でまた配転。毎年配転だ。この間、現業で80人が配転になった」——この発言が示すように労働者への分断攻撃が激しさを増す一方、組合選挙に打って出る決意、民営化絶対反対で闘う八尾北労組や脱落一派と対決して闘う高槻医療労組・団結速報グループの闘い、広島の合同労組組織化の経験など、職場で生き生きと闘っている発言が続いた。
また「地区交流センター事務局長になった。センターを変える」という新リーダーも登場した。沖縄闘争への決起の訴え、国労闘争団家族と団結する決意など、「絶対反対」「階級的団結」の闘いが職場の労働者をつかみつつあることが鮮明にうち出された。国鉄決戦を基軸にする2010年の闘いの方針が参加者全員のものとなった。
大会には、10日の中野さんの追悼集会・偲ぶ会に参加した民主労総ソウル地域本部長イジェウンさんとKBSの非正規職労働者が参加し傍聴した。本部長は「日韓の女性部には共通性がある。家事・育児・仕事、闘い、待遇・雇用・賃金など。女性労働者を組織することが労働運動全体を活性化させる」と語った。日韓の団結をさらに深めようと確認した。
田中康宏交流センター代表は「①組織拡大②存在感のある女性部に。闘いの場に必ず女性部の旗が立つ、そういう女性部になる③国鉄決戦を自ら闘う」と女性部の課題を提起し奮起を促した。
まとめを辻川あつ子事務局長が行った。「解雇撤回が求心力を持つ時代に来た。1047名闘争−国鉄闘争の新たな大運動を私たちが担う。4・28−5・15沖縄・安保闘争を闘おう。女性部が闘いの先頭に立とう。討論で、大会に参加して良かったという発言が多かった。若い労働者が多く参加する女性部にたどりついた。大成功した。今大会の確認は組織拡大だ」
最後に、議案、会計、新役員体制が満場の拍手で確認された。