日誌 2010年 3月9日〜16日
日誌 2010年 3月9日〜16日
オバマ「輸出倍増」へ国家戦略/平野官房長官が「勝連沖も選択肢」
●社民6都道県連合が国内移設案に抗議 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先をめぐり、国内の候補地を含めた提案をした社民党本部に対し、候補地と目される自衛隊施設などを抱える、同党の北海道、東京、福岡、佐賀、長崎、鹿児島の6都道県連合の幹部が、国外移設を求めて抗議を申し入れた。(9日)
●教員の政治活動、自民が罰則法案
自民党とみんなの党は、教員が違法な政治活動をした場合、3年以下の懲役か100万円以下の罰金を科せられるようにする教育公務員特例法の改正案を衆院に提出した。(10日)
●米輸出倍増へ国家戦略 オバマ米大統領は、5年で輸出を倍増するための「国家輸出戦略」を策定し、発表した。国務長官や財務長官らをメンバーとする輸出促進閣僚会議を設置するほか、貿易金融を拡充。2010年は貿易を促進させる使節団を40以上出す。(11日)
●病院に米軍車侵入、縁石壊す 沖縄県立中部病院(うるま市)の救急搬送路に、米軍車両の大型けん引車とジープの計2台が無断で侵入し、正面玄関前のロータリーを1周して県道に戻って行った。敷地内のガードレールや縁石などの破損も確認された。(11日)
●社民・福島「自衛隊は合憲」 社民党党首の福島少子化担当相は参院予算委員会で「内閣の一員としては内閣の方針に従う。自衛隊は違憲ではない」と答弁した。(12日)
●内閣支持下落32% 朝日新聞社の全国世論調査によると、鳩山内閣の支持率は32%で前回調査(2月20、21日)の37%から下落した。不支持率は47%(前回46%)だった。(13、14日)
●勝連沖も選択肢 平野官房長官が米軍普天間基地の移設先として、米軍ホワイトビーチ(うるま市)のある勝連半島の沖合を検討していると民主党沖縄県連側に伝えていた。喜納昌吉代表が明らかにした。平野は地元漁協が反対していないなどを理由に「持っていきやすい」と述べたという。(14日)
●「66年、岩国に核保管」 ライシャワー元駐日米大使の特別補佐官だったジョージ・パッカード米日財団理事長が講演、1966年に米海兵隊が岩国基地(山口県)に核兵器を一時保管していたことを明らかにした。(15日)
●PKO武器使用「広げる余地」 岡田外相は参院外交防衛委員会で、国連平和維持活動(PKO)協力法で、限定されている武器使用について「国連決議がある場合に、もう少し広げる余地はあるのではないか」と、緩和に前向きな考えを示した。PKO協力法は2001年の法改正で、現場に居合わせた他国のPKO要員や政府要人、国連機関の職員らも守れるようにした。(16日)
●防衛相「あらゆる案俎上(そじょう)に」 北沢防衛相は閣議後会見で、米軍普天間飛行場の移設先として勝連半島沖を埋め立てる案が浮上していることについて「ゼロベースで検討するので、あらゆる案が俎上に上がることは当然だ」と述べ、検討対象となっていることを示唆した。(16日)