動労千葉・動労水戸がスト突入
動労千葉・動労水戸がスト突入
動労千葉 貨物定昇廃止に第4波
動労千葉は19日、「貨物定昇廃止・ベアゼロ攻撃打破!」を掲げて春闘第4波の貨物ストに決起し200人の組合員・支援の結集でJR貨物本社(千代田区飯田橋)への抗議行動を貫徹した。
10年連続ベアゼロの上に今年は定期昇給ストップ、ボーナス3カ月!
こんな回答がどうして許せるか!
JR貨物の地上勤務者は午前8時半から怒りのストに入った。午後1時から全水道会館で「スト貫徹!総決起集会」が開催された。田中康宏委員長は「定昇廃止攻撃は、乗務手当廃止を含めた賃金制度全面改悪の始まりだ」と厳しく弾劾した。現場組合員からも「定昇廃止は青年の未来を奪う大攻撃。性根を据えて闘おう」と怒りと決意に満ちた発言が続いた。
さらに貨物本社前に移動し、繰り返し怒りのコールをたたきつけた。法政大の倉岡雅美さんが連帯アピール、動労千葉争議団の中村仁さんが1047名闘争解体策動をきっぱりと弾劾した。最後に大竹哲治副委員長が3・20、3・28決起を呼びかけ締めくくった。
動労水戸 外注化白紙撤回昇級差別打破へ
動労水戸は、春闘ストライキに突入し3・20闘争に結集した。石井真一委員長が19日夕から、勝田車両センターの組合員12人が20日朝からストに入った。「10春闘勝利—将来に希望が持てる賃上げを」「検修外注化白紙撤回」「1047名解雇撤回」「昇級差別打破」を掲げた闘いだ。
石井委員長は3・20集会の壇上から、「動労水戸は運転士登用差別の攻撃に基本的に打ち勝った。しかし、国鉄分割・民営化から23年間、動労水戸の組合員というだけで1回も昇級はない。このような昇級差別の攻撃を絶対に粉砕する。1047名闘争の解体を許さない」と闘争宣言を発した。運転士登用差別の攻撃に昨年4波のストで全面勝利してきた地平の上に立ち、分割・民営化で奪われたものすべてを取り戻していく新たな闘いに入ったのだ。
動労水戸は19日、「10春闘ストライキ総決起集会」を水戸市民会館で開き、平成採獲得—組織拡大に一丸となって打って出ることを確認した。辻川慎一副委員長は、「全組合員が心を一つに団結して立ち向かうこと、新たな仲間が結集することが最大の反撃だ。昨年の闘いでわれわれはその力をつけた。この組合に誇りをもって若い人を獲得しよう」と訴えた。