2010年3月 8日

“星野さんの再審・釈放を” 全国再審連絡会議東京高裁に申し入れ

週刊『前進』06頁(2430号6面4)(2010/03/08)

“星野さんの再審・釈放を”
 全国再審連絡会議東京高裁に申し入れ

 2月24日、「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」は霞が関の裁判所前で街宣を行い、その後、全学連と一体になり、東京高裁への申し入れ行動を行った。
 午前11時半、首都圏の会の人たちが集まってくる。簡単な打ち合わせの後、直ちに宣伝活動を開始した。黄色の「星野のぼり」とゼッケンが裁判所前を制圧し、ビラがまかれる。最初にマイクを握ったのは星野暁子さんだ。「私は、星野文昭の連れ合いです。星野文昭は無実です。再審無罪、即時釈放を求めて活動しています」と訴える。この声に応えて、次々に署名が寄せられる。
 昼休みに駆けつける人もいて、参加者は20人になった。マイクでのリレーアピールが続けられる中、裁判所前を通る人たちにビラが吸い込まれていく。「私はウチナーンチュです」という人が、「そんな人が本土にいたの」と驚いて、すぐに署名をしてくれた。
 昼過ぎには全学連の学生たちが登場し、一体になって宣伝活動を行った。戦闘的雰囲気は最高潮に達した。
 午後1時、東京高裁第11刑事部に向かう。15階でエレベーターを降りると、「訟廷管理官」なるものが待ち構えていて、11部のドアは閉ざされている。これを見て参加者の怒りが爆発した。「私たちが見ている前で署名簿を11部に渡せ」と要求し、1万1753筆の署名を提出した。
 その後、訟廷管理官に対して、家族と星野・再審連絡会議、星野暁子さんの「申し入れ書」、星野誉夫さんの「請願書」が読み上げられた。
 さらに、杉並・救う会、三多摩・救う会、みやぎ・救う会、大阪・取り戻す会、徳島・救う会、岡山・救う会の文書が提出された。口頭での申し入れを数人が行い、坂野陽平全学連委員長代行が「法大闘争と星野さんの闘いは一体だ。直ちに再審を開始して、星野さんを釈放せよ」と訴えた。
 星野文昭同志の再審無罪・即時釈放を強烈にアピールした行動となった。