国鉄軸に10春闘勝利へ 2・19関西交流センターが集会
国鉄軸に10春闘勝利へ
2・19関西交流センターが集会
関西労組交流センター春闘決起集会が2月19日、大阪市内で開催され110人が参加した。
始めに黒瀬博匡事務局次長、富田益行代表、深町加代子副代表から3本の問題提起が行われた。
黒瀬事務局次長は「動労千葉のストは体制内派を打倒する労働者の大反乱の始まり。経団連は連合をのりこえる階級的労働運動に恐怖している。鳩山は施政方針演説で『新しい公共』を打ち出し大政翼賛会をつくろうとしている。連合やJR総連を下からぶっとばし、労働者が労組に結集して社会を変えていく闘いをおこしていくのが国鉄決戦。労組交流センター総会の5大方針で10春闘を闘おう」と提起した。
富田代表は「検修全面外注化攻撃はJR東労組の青年労働者の怒りに火をつけている。われわれが国鉄労働運動の主流派になる手応えをつかんだ。1047名闘争の年度内和解策動をぶっとばして11月集会派が責任勢力として解雇撤回・JR体制打倒で闘おう。第2弾のJR西日本本社闘争に立とう」と訴えた。
深町副代表は「子どもとの接触事故を理由とする解雇攻撃をはねのけ処分撤回を闘っている。“資本・当局の言うことを聞かない労働者は処分”という攻撃との闘いと“職場で起こった事故はすべて当局の責任”と言い切る闘いが一つになり、道州制をぶっとばし組合権力を奪取する闘いとなった。大動乱期に突入する中で、処分撤回闘争で団結をつくって社会を変えていく闘いをやる」と訴えた。
それを受けて全逓労働者、教育労働者、八尾北医療センター労組から報告と訴えが行われた。
春闘1日行動を闘いぬいた関西合同労組の仲間が一斉に登壇。「森精機で400人の解雇攻撃が始まった。森精機の中に組合を立ち上げストで闘って解雇を撤回し、来年は統一の春闘要求書を出す決意だ」「1カ月前に組合に加盟した。一方的な解雇を受けどうしても腹の虫が治まらなかった。就労闘争の中で仲間が増えた」「街宣で分会長への弾圧を許せないと訴えたら反響がすごい」と発言が続いた。ス労自主は代理店闘争と再雇用裁判闘争の報告をし「裁判は勝利命令だけを求めるのではなく、どこまでも資本と粘り強く闘うためだ」と訴えた。
泉佐野市議選を労働運動を基軸にして闘う特別決議が提起された。最後に野口英明代表がJR西日本による動労西日本の山田和広副委員長への雇い止め解雇攻撃を弾劾し「階級決戦がどんどん進んでいる。追い詰められているのは資本家たちだ。主導権は11月派が握っている。絶対に勝てる」と締めくくった。
一つひとつの発言が、09年から10年にかけての激戦激闘にふまえた報告で、手応えを感じる実り豊かな内容だった。