韓国鉄道労組 4月ゼネストへ
韓国鉄道労組 4月ゼネストへ
労組弾圧に怒りの反撃
昨年11月、韓国鉄道公社による一方的な団体協約破棄の通告に対し、9日間のストで闘った全国鉄道労組は、2月23日の拡大争議対策委員会で4月末ストライキを含む総力闘争を決議し、団体協約が失効する5月24日を前に総力闘争に入る。
キムギテ委員長ら労組幹部への逮捕令状の発付・拘束、捜索・押収、96億ウォン(約7億6千万円)の損害賠償請求、さらに労組幹部170人余りの解雇、スト参加組合員1万3千人のうち8千人余りを懲戒委員会に回付し譴責(けんせき)・減給などの懲戒処分をかけてきた。スト直後からソウル龍山(ヨンサン)や大■(テグ)などの一部地域では団体協約に違反して組合員が非縁故地に転出させられた。
その上、06年3月の鉄道ストライキに対する損賠100億ウォンの執行に乗り出し、不動産差し押さえと競売、組合費通帳まで差し押さえる暴挙に及んでいる。
この大規模懲戒と100億ウォン損賠攻撃に対して、労組は猛反撃に立った。1月冒頭から全国主要駅と現場で1人デモやテント座り込み、街頭宣伝を闘っている。
ソウルではハンスト籠城(ろうじょう)、零下26度の堤川でのテント座り込みなど、厳寒下に熱い闘いが続いている。1000万ウォン募金運動も高揚している。退職金を清算し、借金をし、中には1億ウォンを拠出した組合員もいる。公共運輸連盟も募金決議で応じるなど2月中にも100億ウォンを達成する勢いだ。
全国運輸産業労組貨物連帯、建設労組なども対政府総力闘争を決めており、4〜5月ゼネストへ向かっている。