2010年2月22日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2428号6面1)(2010/02/22)

団結ひろば 投稿コーナー

 タブロイド判に反響「外注化反対」で参加 東京・東部ユニオン 柴崎博子

 2月13日の集会当日まで、駅や職場、友人・知人にタブロイド判をまきました。大反響です。
 2月2日、動労千葉スト当日、亀戸駅前では、出勤途上にもかかわらず3時間で50人の署名が取れました。中には「JRで働いている。がんばってください」とガッツポーズで笑顔の青年。
 分限免職反対署名で訪れた社会保険庁でも、尼崎の写真を指差し「うちもそうなんです。いつこういうことになるかと思いながら働いているんです」と声をかけられました。JR宿舎でも検修外注化反対署名が次々と集まりました。区役所前でもタブロイド判から次々と話になり、「賃金が下がってどんどん生活が苦しくなっている」「解雇って撤回できるの?」と聞かれたりもしました。
 ストで闘う勢力が代々公園に集まっている。この勢力と一緒に闘おうと、みんな解放感に包まれて雨の中でも結集したんだと確信しました。
 北原さんや法大生のアピールに次々と応援のエール。田中委員長の発言は特に力強く、「動労千葉がんばってください!」と声援。街宣からも75歳の東交の車掌だった人が「外注化反対」で新たに参加しました。
 この日のメイン、痛撃の「JR東日本本社攻め」のデモでは、原宿から100㍍近く追いかけてきた青年が自分のノートに「事故を許すな!」と殴り書きした自家製プラカードを持って飛び入り参加する一幕もありました。集会発言では国労労働者の「金をもらうために闘ってきたんじゃない」が印象的でした。
 4月外注化阻止でさらに闘いましょう。

 「不当配転粉砕する」平成採の決意に感動 東京 国木田 亨

 2月13日、代々木公園で行われた全国労働者総決起集会に参加しました。雨と雪が混じったあいにくの天気でしたが、大変元気の出る集会でした。
 なにより私が感動したことは、動労千葉の平成採の青年労働者が登壇して自らの不当配転に対して絶対許さないという怒りと必ず粉砕する決意を、そして自分の職場の青年労働者を動労千葉に獲得するためにさらにがんばるという決意を表明したことでした。
 JRという新自由主義攻撃の最先端で、これと真っ向から激突して階級的団結を拡大する若い主体が登場し始めていることの意義は計り知れないものがあると思います。これこそ動労千葉労働運動の到達地平であり、政府・JRに屈服する4者4団体路線ではけっしてできないことだと思いました。
 私はこの集会に向けて、ささやかながら街頭署名をやり、延べ11日で234筆の賛同署名を集めることができました。集めてわかったことは、圧倒的に4大産別の労働者・OBが「1047名の解雇撤回!」という呼びかけに反応して立ち止まり、動労千葉が反合・運転保安闘争を闘っていることを知って感激し、共感し、勇気をもらっていくことでした。国鉄分割・民営化に賛成した連合が鳩山政権を支えているという批判も驚くほど支持されました。国鉄闘争を基軸とした4大産別決戦が大恐慌に立ち向かい、資本主義を革命する唯一の路線なのだと実感できました。
 次は3・20です。階級の怒りを結集し、オバマと鳩山をぶっ飛ばすために全力でがんばろうと思います。

 デモなし集会が示す4者4団体派の屈服 東京 繁野定之

 4者4団体幹部は、民主党・連合政権の攻撃に呼応して、国鉄1047名闘争を終わらせようと策している。
 2・13闘争の高揚感もさめやらぬ2月16日、全国労組交流センターと国労共闘は、1047名闘争の幕引きを図る4者4団体主催の日比谷野音集会の会場前に登場し、ビラまき行動を意気高く貫徹した。
 「解雇撤回をあくまで貫こう」という私たちの訴えは、労働者の圧倒的な共感を呼んだ。「今日の集会はデモもないのか」と、一切の闘いを投げ捨てた4者4団体派に驚き、あきれ、怒りを表明する青年労働者も。
 これまでなら血相を変えてやってきて、ビラまきの妨害にかかる4者4団体派幹部たちも、姿を見せない。私たちの正義の訴えに、敵対する気力もなくなったのだ。彼らは、口では「解決に向けた最終局面」などと言いながら、自分自身、それになんの確信も持っていないということだ。
 4者4団体の集会では、「JRと闘う」という言葉が誰からも語られない。JR東日本の検修外注化をめぐって、現場の攻防がこれほど激しく火を噴いているのに、その闘いと結びつこうとしないばかりか、1047名闘争もやめてしまおうとしているのだ。
 しかし、闘争団の一人ひとりの心底に渦巻いているのは、国鉄分割・民営化に対する怒りであり、JRに解雇撤回を認めさせなければ、自分たちが受けた屈辱は晴れないという思いのはずだ。
 私たち動労千葉派は、2月13日、1850人でJR東日本本社に大デモをかけた。私たちにこそ国鉄闘争を勝利させる力があり、その責任もあると痛感した。