2010年2月15日

泉佐野市議選必勝へ 労組と住民の会が集会

週刊『前進』06頁(2427号5面2)(2010/02/15)

泉佐野市議選必勝へ
 労組と住民の会が決起集会

 2月7日に泉佐野市内で、道州制と戦争の激しい攻撃と真っ向から対決する集会が開かれた。国鉄決戦、沖縄決戦と結合し、階級的労働運動路線で5月泉佐野市議選に必ず勝つための決起集会だ。関西新空港絶対反対泉州住民の会と関西合同労組泉州支部の共催で関西労組交流センターが協賛。地元・泉佐野の80人を中心に全関西から160人が集まり、会場は満杯。泉州住民の会の役員が「米軍を関空に持ってきてもいいという橋下は絶対許せない。25年前からこんな空港はいらないと闘ってきた。5月市議選で国賀さんを絶対当選させよう」と主催者あいさつを行った。
 部落解放同盟全国連西郡支部と末光道正・八尾市議の連帯あいさつの後、泉州住民の会事務局長の国賀祥司市議が基調報告を行った。「今日は労働組合と住民の会が共催でやる初めての決起集会。労働組合と住民団体が共同で闘うこの陣形の力で関空闘争と労働運動の勝利をかちとろう。動労千葉が48時間ストを貫徹し日本の労働運動を変える闘いが始まった」と切り出した。
 そして「泉佐野市は2月4日、19年間で市職員と住民に536億円も負担させる『財政健全化計画』を発表した。中心は188人もの市職員を削減し200億円削ること。市立病院も保育所も現業も、図書館も公民館も保健センターも民営化し、市の財産を売れるものはすべて売り飛ばす。小学校も2校も廃校にし売り飛ばす。首切りと民営化のオンパレードだ」「関空の軍事空港化の攻撃が府知事・橋下によって強まっている。『関西州』の拠点として関空をアジア侵略の軍事空港にすることなど許せるか」と弾劾した。さらに「国鉄と沖縄の闘いが民主党・鳩山政権を倒す闘いになっている。労働者が政治の中心に躍り出るチャンスだ。民主党・連合政権打倒の労働者の決起をつくり出した時、泉佐野でもあらゆる闘いに勝てる。闘う労働組合をつくり、階級的労働運動の飛躍を実現する闘いとして5月市議選を闘い、勝利する」と提起し、満場の拍手を受けた。
 関合労泉州支部、泉州住民の会、国労共闘、自治体労働者、教育労働者、八尾北医療センター労組、全学連が決意表明を行った。関合労泉州支部は「市役所や市立病院の労働者に民営化反対、闘う団結をつくろうと呼びかけてきた。労働者住民が団結して社会を変えていく闘いとして市議選を闘い、勝利しよう」と訴え、泉州住民の会は「泉佐野市は市民病院だった土地を77億円と計算して借金し、企業に13億円で売った。64億円が赤字。こんなものを返すために200人もの労働者のクビを切るなんて絶対おかしい」と訴えた。
 集会後、南海泉佐野駅前までデモを行った。労働者のヘゲモニーで大動乱、大激動に突入し、プロレタリア革命を引き寄せよう。泉州地区党はその闘いの先頭に立つ!
 (投稿/泉佐野・K)