2010年2月15日

関西の合同労組 春闘討論集会開く

週刊『前進』06頁(2427号3面3)(2010/02/15)

“主流派に飛躍を”
 関西の合同労組 春闘討論集会開く

 1月31日、関西合同労組・自立ユニオン・大阪北部ユニオン主催の春闘討論集会がエル大阪で開かれ、40人が集まった。
 基調報告を関西合同労組・泉州支部の仲間が提起。「すべての職場から国鉄決戦に総決起し、10春闘を階級決戦として闘おう。民主党・連合政権を打倒し、階級的労働運動が主流派へ!」と烈々たる戦闘宣言を発した。「森精機闘争を闘ってきた関西合同労組こそが、首切り・非正規化の道州制攻撃・新自由主義攻撃に対して、国鉄を基軸とする4大産別決戦で勝負して労働運動全体の主流派に飛躍するという基本路線を実践的に獲得した。労働者の怒りの前に資本家はグラグラだ。資本主義を打ち倒す決定的好機をわれわれはついにたぐり寄せた。合同労組は、自らの春闘決戦として国鉄決戦に総力決起しよう!」と提起した。
 関合労南大阪支部で新たに結成された分会が参加者全員の大きな拍手の中で登壇した。極限的な非正規雇用で働く労働者の分会だ。集会初参加の仲間たちは「昨日突然、『来週から来なくていい』と言われた。許せない!」「闘う仲間が大勢いることを知って力づけられた。明日から実力就労闘争に打って出る」と力強く決意を表明した。
 関合労の各支部を始め参加した各組合が闘う決意を次々と述べた。「どんな小さな組合でも団結を力として、労働者のすべての課題を闘う主体として打って出よう」(ユニオン自立・京都)、「労働者と資本家は非和解だ。『会社がつぶれたらどうするのか』という御用組合の敵対を粉砕して闘う」(関合労大阪東部支部)、「職場は4勤2休12時間労働というすさまじい状況だ。階級的団結を貫く労働組合をつくる決定的情勢だ」(大阪北部ユニオン・パナソニック連帯労組)、「分会長の逮捕から5カ月。職場闘争、資本との闘いの中で分会長を奪還し、職場の団結をもう一度つくり直していく」(関合労北大阪支部・大和分会)、「団結は闘ってつくるもの。解雇撤回を断固貫き、資本との闘いに地域全域の労働者を獲得すべく闘う」(関合労かねひろ運輸分会)。
 さらに、関合労泉州支部特別執行委員の国賀祥司・泉佐野市議が「10春闘・国鉄決戦と5月泉佐野市議選を一体で闘う。これまでの選挙戦からの転換をかけ、2・7総決起集会を労働運動の力で社会を変える集会としてかちとる」と力強くアピールした。
 最後に、関合労大阪東部支部がまとめと行動提起を行い、動労千葉ストへの連帯行動と2・13集会に総決起することをがっちり確認した。