2010年1月25日

八尾北・西郡団結旗開き 八尾北民営化阻止へ

週刊『前進』06頁(2424号6面4)(2009/01/25)

八尾北・西郡団結旗開き
 八尾北民営化阻止へ
 地域の拠点労組へ飛躍誓う

 私たち八尾北医療センター労働組合は、1月16日、八尾北命と健康を守る会、部落解放同盟全国連合会西郡支部とともに団結旗開きを開催した。会場の八尾北医療センターの待合室に155人が結集し、勝利感あふれる集会だった。
 何よりも闘って引き寄せた2010年階級決戦の到来に心躍らせ、基調報告を軸に「JR全面外注化阻止! 民主党・連合政権打倒! 八尾北民営化阻止!」の路線をがっちりと打ち立てた。
 第1部は、関西労組交流センター代表、国労5・27臨大闘争弾圧被告の東元さん、自治体の青年労働者、関西合同労組大阪東部支部、国賀祥司泉佐野市議、年末に保釈をかちとった全学連書記長の冨山小太郎君が連帯の発言に立ち、会場がひとつになった。
 基調報告は藤木好枝八尾北労組委員長が行った。「なぜ労組がJR決戦に決起するのか。国鉄労働運動をめぐる攻防に労働者階級全体の未来がかかっているからだ。国鉄分割・民営化の決着をかけてJR検修全面外注化を阻止し、参院選を待たずに民主党・連合政権を打ち倒そう」「この力で八尾北民営化阻止へ、『土地建物の鑑定絶対反対、売却方針の謝罪・撤回』を突きつけ八尾市を攻めよう」と提起した。
 これを受け岡邨洋支部長が「生きるか死ぬかの問題を言い逃れる八尾市を許さない。闘って勝てる時代がきた。組織を拡大し、攻めよう」と発言。2・26強制執行と闘った森本政二さんは「団結は絶対的。団結があれば勝てる」と訴えた。続いて高橋進「守る会」会長が「八尾北を売り飛ばし、私たちの命を削る民営化を絶対許さない。団結して闘う」とアピールし、最後に末光道正八尾市議が決意表明し、団結ガンバローで第2部に移った。
 第2部は、支部青年部員も参加した「団結太鼓」、守る会の「八尾北つぶしは許さんで!」の寸劇など、最後まで笑いと怒り、元気あふれる旗開きだった。
 09年の私たちの闘いは敵をトコトン追いつめている。12月議会に八尾北関連の議案を一切出せなかった八尾市は、12月22日付で「売却は方向性のひとつ」と開き直った文書を送りつけてきた。ふざけるな! 私たちは「売却方針(『方向性のひとつ』もふくめ)の撤回と謝罪」「(いつでも契約解除できると通告した)10・13文書の白紙撤回と謝罪」を要求し、断固たる抗議文をたたきつけた。
 また、1月8日の差し押さえ裁判では田中市長に陳述書を出させ、藤木労組委員長など6人の証人採用をかちとった。路線的大勝利だ。
 さらに、全国連本部は11月労働者集会から全面逃亡し、西郡・杉並・品川3支部に「統制処分」をかけ、権力の手先に転落した。私たちこそが主流派だ。6000万労働者と結びつく時がきた。
 私たちは、昨年2・26強制執行阻止のストライキ決起で、闘いのすべてに労組が責任をとる大きな飛躍をかちとってきた。ここを土台に、今年は実際に地域ソビエトを展望し「道州制・民営化と闘う共闘会議」(仮称)を立ち上げ、拠点労組としてさらに2・13国鉄決戦、2・28八尾北決戦に総決起しよう。
 (投稿/八尾北医療センター労組員・青木麻季)