団結ひろば 投稿コーナー
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看板で雰囲気つくり8学生奪還へ街宣 山梨 織田三郎
山梨合同労働組合と都留文科大学生活協同組合労働組合は、12月20日と23日の2回にわたって、JR甲府駅南口で、法大弾圧で8カ月も勾留されている8人の学生を取り戻すために、署名と保釈金カンパを訴える街頭宣伝を行った。
われわれは、『週刊金曜日』の12月4日号のコピーを張りつけた看板を立てて、雰囲気作りに全力を挙げた。これが功を奏し、看板は市民の圧倒的注目を浴びた。看板を見た人に署名を呼びかけると、どんどん署名し、カンパをしてくれる。署名中の人が終わるのをずっと待って、自分から署名し、1000円のカンパをくれた20代の女性、制服を着たまま署名した20代のJR職員もいた。
2日間の合計で、署名は80筆余り、カンパは3万5000円集まった。2回目の23日は、獄中8学生のうち3人が保釈されたというニュースがその前日に飛び込んだばかりだったので、「3人が保釈された。あと5人を絶対に年内に奪還しよう」と訴えた。
全国での運動の成果で、ついに8人全員を昨年中に奪還することができた。この勝利を、必ず2010年、JR検修業務全面外注化阻止闘争をはじめとする決戦の勝利に結実させよう。
職場と法大のビラで市役所前は討論の輪 千葉 坂上健介
「労働者の団結の力で学生を奪還しよう」
12月下旬、千葉県柏市で8学生と連帯しての団結署名集めを行いました。短時間のうちに2万7000円のカンパが寄せられました。
まずは夕刻、地元の市役所で退勤時の自治体労働者へ訴えた。職場ビラと法大救援会のビラの2種類を渡すと、あちこちで討論の輪ができて、「いつも道州制反対のビラまきをしている方ですか?」と話しかけられました。社会保険庁の1000人解雇の話や道州制との闘いと、学生の闘いがつながりました。
その後、柏駅前へ移動。ここはさすが多彩な人たちがいる柏らしく、元安保ブンド、民主党職員、法大OBなど多数の人が署名してくれました。明らかに年金生活者と思われる人が多額のカンパを寄せてくださり、学生の闘いが労働者の闘いと結びついていることを実感。「教育の民営化に反対して、闘う学生に続いて労働者も立ち上がろう」と力強く訴えました。
今回の街頭宣伝は地区の労働者の決起による組織戦として勝利しました。職場の闘いと一体で、街頭へどんどん出ていきましょう。
試行錯誤でつかんだ結合のカギは『前進』 京大 碧海
11月集会への過程から京大ではクラス討論に徹底的にこだわってきました。授業前の教室に「全学連です!」と入り、「8学生を奪還し、教育の民営化を止めて、キャンパスを学生の手に取り戻そう」と訴えてきました。
しかし、なかなか反応はありません。クラス入りのたびに仲間で「何がかみ合い、何がかみ合わなかったか」という総括をていねいにしました。アジテーションを練り直し、次のクラスに入りました。この試行錯誤の中で、『前進』が結合のカギだとつかみました。「これは私たちが出している労働運動・学生運動の新聞です!」と言って議論できる関係がたくさん生まれてきています!
最近、非常によく聞くのは、「教育の民営化を止めて“その先”はどうするんですか?」という質問です。それは学生が商品としてしか生きていけない社会をひっくり返すことなのですが、私たちは何か客観的な「その先」を見せたいのではなく、この現実に対して一緒に腹の底から怒り、今ここで一緒に闘いたいのです。
「クラス入りは見ていてすごいと思う。でも自分にはできない」という声も聞くようになりました。現に分断をのりこえて学生が政治的に結合し議論が成立している。ここにすごい力があるんじゃないのか! これこそが大学の奪還じゃないのか! 未来はこの団結の中にあるんだ!
新年はこの地平で『前進』新年号&『共産党宣言』学習会を巻き起こします!
80代の女性が『前進』定購し渾身のカンパ 東京 島村秀行
昨年11月集会の翌日、私はこの勝利の喜びをTさんと分かち合いたいと強く思い、届いたばかりの11・1集会速報の『前進』を「贈呈」と書いた封筒に入れ届けました。
Tさんは07年の11月集会にビラを見て参加した人で、私は会場で初めて知り合い、昨年の11月集会は3度目でしたが、こんな思いになったのは初めてでした。それだけ11月集会が切り開いた地平の大きさと地区の闘いが大きく前進したことを実感していました。
11月3日、Tさんから早速『前進』を取りたいとの連絡があり定期購読者となりました。Tさんはわずかばかりの年金と内職で生活をしている80代の女性です。『前進』を見て以来ものすごい勢いで11・12オバマ来日反対集会を始め、11・27国鉄集会や星野集会などに続けて参加するようになりました。
その上、繰り返し『前進』で訴えられた冬季カンパと法大弾圧8学生奪還保釈金カンパに渾身(こんしん)の力を振り絞って数十万円のカンパをしてくれました。それは私の要請ではなく機関紙が引き出したもので、予想をはるかに超える決起でした。
彼女は『前進』で社会の真実を理解し、闘えば勝てることを確信して、心の底から人生を私たちの闘いにかけたのです。まさに機関紙が彼女と私たちの団結と絆を導き作り出そうとしています。そして12月末に実現した8学生奪還の快挙をわがことのように喜び涙を流してくれました。“これが本当の団結と絆”と感動の極みです。
Tさん、労働者階級の解放をかけ人間解放をかけて、この社会の不正義を許さず、敵よりも1日でも長く闘いましょう!