“民営化が仲間殺した” 郵便局で元旦ビラ
“民営化が仲間殺した”
郵便局で元旦ビラ 動労千葉派が主流派宣言
2010年元旦、労組交流センターの仲間は青年労働者を先頭に、今年も全国の郵政職場へのビラ配布を行った。
東京銀座局では、昨年末に8人の学生を獄中から奪還し意気上がる全学連の学生も合流して9人が配布行動をやり抜いた。「ご苦労様です」。出勤してくる労働者に次々とビラを手渡していく。職制以外の労働者はほぼ全員がしっかりと受け取り、何人もの労働者がじっと読みながら局に入っていく。笑顔で近寄ってきた労働者が「新年早々ご苦労様」「去年よりも人数が多いね」と声をかけてくる。輸送車両も何台も入ってくるが、ビラをかざすと停車しウインドーを開いてビラを受けとる。
銀座局では昨年12月14日、2階の荷さばきスペースで、特殊郵便課の労働者が運転していた電動けん引車が業務用エレベーターの扉が開いたために1階のゴンドラ上に転落し、労働者がけん引車の下敷きとなり、頭を強く打って死亡するという事故が発生した。その事故現場の建物が目の前にある。ビラまき隊全員の胸に怒りがこみ上げ、ビラをまく手にも一層力が入る。
会社は調査もしないで「本人によるフォークリフト操作ミス」とコメントし、翌日の新聞でもそのように報道された。そんなのは全部まっ赤なウソだ! 民営郵政が労働者を虐殺したのだ! JRの尼崎事故と同じだ! 民営郵政は利益を上げることにのみ金をつぎ込み、安全には一切金を使わない。郵政職場においても反合・安全闘争が現場労働者の根底からの怒りを解き放つ闘いだ。まさに「闘いなくして安全なし」だ。
2010年は冒頭からJR東日本の検修・構内業務全面外注化攻撃との全労働者階級の決戦だ。この闘いと一体で、郵政においてもJP労組中央本部を打倒し、民営郵政を完全破綻に追い込み、動労千葉派が職場の主流派に躍り出る年だ。