敵の手先・秋葉文学部教授を追及 法大4・24弾圧裁判
敵の手先・秋葉文学部教授を追及
法大4・24弾圧裁判 地裁前座り込みと一体で
12月22日、東京地裁429号法廷で4・24弾圧第6回公判が行われた。
前日に続き地裁前には「秋吉・登石裁判長は8学生を釈放しろ!」の横断幕。寒風の中で終日、座り込みとビラまき、署名活動が繰り広げられた。これと一体となり法廷での闘争が行われた。
冒頭、増井真琴君が「年内に保釈しなさい」と登石郁朗裁判長を一喝し、法大職員・鈴木文夫への反対尋問が直ちに開始された。鈴木は自分が学生のトラメガを破壊したことなど違法行為を認めた前回の証言を翻した。すると傍聴席から退廷をものともせずに弾劾が鈴木に浴びせられた。
反対尋問に立った倉岡雅美さんは、法大闘争の「やり方」を批判していた鈴木が倉岡さんへの停学処分について再審査請求の手続きを逮捕に乗じてほごにした無法を弾劾。冨山小太郎君が学生からの法大批判を「誹謗(ひぼう)中傷」と証言した鈴木に『週刊金曜日』の法大記事への見解を問いただすと、鈴木は「コメントしない」と逃げ回った。被害者面で証言台に立った鈴木が学生弾圧の張本人であったことが完全に暴露された。
この日の最大の焦点は、法大文学部教授の秋葉雄二の証人尋問だ。秋葉証言こそ、4・24集会に「威力業務妨害」をデッチあげる最大・最弱の「証拠」であり、学生を守るべき教員が権力の手先となって証言するという転向した法大教員の象徴である。
秋葉は検察官に答えて「集会がうるさくて授業の70%ぐらいしかできなかった」と学生を有罪にするための証言をした。しかも、弁護人から文学部教授会が恩田亮君の無期停学処分を強行した問題を追及されると、証言を拒否。
しかし増井君が追及すると、なんと秋葉は「学生時代はクラス討論をやっていた」、法大の教授になってからは「ストライキで授業ができないことも何度もあったが、刑事事件にしなかった」と認めざるを得なかった。「どうして今回は権力の手先になったのか!」「自己保身で転向したお前を許さない!」。倉岡さんも加わった追及に秋葉は何も答えられず、うなだれるばかりだった。
続いて法大総務部次長の半澤昌宏が証言に立ち、4・24弾圧に100人もの教職員を動員していたことなどを白状したが、時間切れで続きは次回となった。
被告・弁護団・傍聴者が一体となり、弾圧のためのデッチあげ証人たちを完膚なきまでに粉砕・打倒して大勝利した。
この公判の直後、登石裁判長は4・24弾圧の6被告の保釈を決定。岡本洋之検事らは抗告もできないほど打ちのめされた。被告・弁護団・家族・学生と労働者が一体となった総決起で登石裁判長を追い詰め、3学生を奪還した! 残る5学生を直ちに奪還しよう!