2009年12月 7日

第2次再審請求書を提出 新たな証拠が27点

週刊『前進』08頁(2419号8面1)(2009/12/07)

第2次再審請求書を提出
 新たな証拠が27点
 “無実で35年投獄許すな”

 11月27日、星野文昭同志と再審弁護団は、東京高裁に第2次再審請求書を提出した。午前10時過ぎ、霞が関の弁護士会館に家族と弁護団、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の35人が集まった。
 星野暁子さん、星野誉夫さんらが持つ横断幕を先頭に東京高裁に向かった。各地の会から集まった人たちが、ゼッケンを着け、「星野のぼり」を掲げて続く。「第2次再審に勝利し、星野さんを取り戻そう」という決意が、どの顔にもあふれている。
 家族と弁護団が再審請求書と証拠の分厚いつづりを提出した。「新証拠」の筆頭(弁第1号証)は、この日のために星野文昭同志が渾身(こんしん)の力を込めて書き上げた「陳述書」だ。
 11時から司法記者クラブで記者会見が行われた。鈴木達夫弁護団長が司会をし、家族の訴えの後、岩井信弁護士が再審内容を説明した。昨年7月14日の特別抗告棄却から1年半、弁護団と事務局が必死の努力で集めてきた新証拠27点に基づく再審請求は、記者たちを圧倒した。特に新発見のカラー写真は注目を集め、予定の時間を超えて質疑が続いた。
 弁護士会館ロビーに移動して報告が行われた。鈴木弁護士は「今日、ついに第2次再審請求書を提出した。最高裁決定は、事実認定で破産している。こんなもので35年間も星野さんを投獄していることは絶対に許せない。明日の集会を成功させて、必ず星野さんを取り戻そう」と訴えた。
 星野暁子さんは、全国から集まってくれたことに感謝し、「再審の実現で文昭を取り戻したい」と力を込めた。