8学生奪還! 12月決戦へ 法大「暴処法」弾圧打ち砕け
8学生奪還! 12月決戦へ
国労5・27裁判勝利に続き法大「暴処法」弾圧打ち砕け
「暴処法を打ち破ったぞ!」。 11月27日、東京地裁が震えた! 判決公判に結集した国労5・27臨大闘争弾圧7被告を先頭とする200人の労働者が歓呼の声をあげた。国鉄1047名解雇撤回を掲げた11・1全国労働者総決起集会5850人の団結した力が切り開いた偉大な勝利だ。闘えば勝てる! 国労5・27弾圧7被告の階級的正義をかけた闘いが東京地裁を揺るがし、暴処法を葬り去り、判決さえも団結の力でもぎりとったのだ! この勝利した力で法大弾圧8学生を即時奪還し、暴処法弾圧もろとも粉々に粉砕しよう!
“暴処法を打ち破ったぞ!”
5・27弾圧裁判で、検察(法大裁判とまったく同一の検事・岡本洋之だ!)が求刑した懲役刑と、JR資本による「有罪即解雇」のたくらみは粉砕された。東京地裁は、労働組合・労働運動解体法である「暴処法」をまったく適用することができず、「共謀」も認定できないところに追い込まれた。7被告の闘いは、戦前から治安維持法と一体で暴威をふるった治安弾圧法である「暴力行為等処罰法」を、階級的団結の力によって粉砕できることを満天下に証明したのだ!
この勝利は、国労5・27弾圧7被告が1年3カ月もの完黙非転向の獄中闘争、7年間にも及ぶ階級裁判を貫いた闘いによってかちとられた。そして、国労本部をはじめとする4者4団体の屈服・裏切りと徹底的に対決し、旧弁護団を解任し、1047名解雇撤回闘争の最先頭で闘ったこと、さらに8・30総選挙情勢に示される日本の労働者階級の最深部の怒りと結びつき、体現するものとして闘ったがゆえにもたらされた勝利だ。「絶対反対」を掲げ、労働者階級に依拠して階級裁判を闘えば、どんな弾圧も絶対に打ち破ることができる!
この勝利は、9月に無罪判決をかちとった法大裁判と一体で闘いとられた労学連帯の勝利だ。11月派の労働者・学生、そして弁護士の闘いが東京地裁・東京地検を圧倒しているのだ!
暴処法は絶対に粉砕できる! 11・27勝利判決で、あらためて暴処法のデタラメさがはっきりした。そもそも、“増井君への名指しの入構禁止看板を撤去した”という事実ひとつをもって、「団体もしくは多衆の威力を示し……もしくは数人で共同して……の罪を犯したるもの」を罰するとしている「暴処法」を適用すること自体が、デタラメ極まりない弾圧なのだ。
警察・検察は、「暴処法」をもって、5月15〜16日に全国で11人を一斉に逮捕し、8人の仲間に「事情聴取」と称する団結破壊を行った。暴処法などで起訴した8人の学生には、8カ月もの勾留を続けている。国労5・27弾圧裁判の判決で示されたことは、この一つひとつの弾圧の事実が、すべて法的根拠もなく違法・無法なものであり、絶対に許せない弾圧だということだ。「暴処法」を打ち破った11・27判決によって、8人が勾留されている根拠がすべて崩れ去ったのだ。東京地裁は、今すぐ8人の学生を釈放せよ!
全国学生の怒りを解き放て
11・27判決の勝利を受けて、あらためてはっきりさせたい。「暴処法」弾圧を打ち破り、8学生を取戻す力はどこにあるのか?
一つは、8学生の完黙非転向の獄中闘争、階級的裁判闘争の大前進の中にある。法大闘争の3年半の真骨頂は、112人が不当逮捕されても、全員が完黙非転向を闘い、団結を拡大している偉大な勝利の中にある。中でも、暴処法弾圧との闘いにおいて最も鋭く完全黙秘の闘いが問われた。
06年3・14以来の弾圧、逮捕、処分への怒り、これが4・24法大解放集会1500人の結集として大爆発した。そして5・15暴処法弾圧は、世界大恐慌への突入の中で、学生があらゆる制動やブルジョアイデオロギーを粉砕し、決起を開始していることへの国家権力の恐怖の現れだった。今や日本の学生運動のリーダーである織田陽介全学連委員長および文化連盟の学生を、法大生と結合させないこと——この一点のために、あまりにもデタラメな弾圧が行われた。
警察・検察は「暴処法」の適用で仲間を一斉に逮捕し、獄外の仲間や友人に対しては異常極まる取り調べ・事情聴取を行い、「仲間を売れ」と自白を強要した。しかし、この暴処法弾圧は、11人の完全黙秘・非転向の闘いによって、完全に粉砕された!
徹底した学生の団結を破壊する一点に、暴処法弾圧の階級的本質があることを、団結した力で暴ききった。8学生を先頭とする完全黙秘の闘い、112人もの大量逮捕にもビクともしない法大闘争において、もはや暴処法を適用して弾圧することなど、絶対に不可能なのだ! 完黙非転向を貫いた8人の学生は、裁判闘争・獄中闘争を堂々と闘いぬき、検察、裁判所を圧倒して意気軒高と闘っている。
二つに、“8学生の決起とキャンパスの怒りを結合させ、8学生を奪還しよう!”ということだ。法大当局は、洞口朋子さんにさらなる追加処分をかけようとしている。弾圧職員は四六時中、洞口さんの後をつけ回し、ビデオカメラを片手に処分の口実を見つけようと必死になっている。
「処分に従え」ということは、教育の民営化の帰結であり、法大当局の「営業権」、金もうけの自由を認めろということだ。しかし、当局職員による尾行・監視に対して、怒りの一言カードが集まっている。「アカハラをやめろ!」「ストーカーは人間として最低だ!」「法大に自由を!」などの声が集まり、学生の怒りがついに頂点に達しようとしているのだ。
洞口さんへの処分を阻止する闘いは、教育の民営化を阻止し、本来大学の主人公である学生が、キャンパスを自らの手に奪い返す闘いだ。8学生と一体の怒りで処分粉砕をかちとり、キャンパス支配権を奪い返し、法大当局を追い詰めよう!
09年度卒業予定者の就職内定率は62・5%だ。大恐慌の爆発で「就職氷河期」の到来が叫ばれ、学生の3人に1人は就職できない状況だ。就職できたとしても、派遣や非正規雇用だ。「もはや、こんな社会で学生は生きていけない!」。この学生の怒りと8学生の怒りは一体だ!
ドイツで、フランスで、全世界で、教育の民営化に対して学生と労働者の闘いが大爆発している。11・1全国労働者集会で洞口さんは、「学生の生きる道は労働者と連帯して闘う中にある」と全世界の学生に鮮烈な戦闘宣言を発した。全世界の学生の怒りの最先頭に8学生は存在し、闘っているのだ。法大闘争を爆発させ、キャンパスでの力関係をひっくり返し、8学生を奪還しよう!
三つには、8学生奪還の勝利は、11・1で示された世界の労働者階級・学生の怒りと完全に結合していく中にこそある。11・1で爆発した力のすべてを8学生奪還闘争へ転じていくことだ! 11月派の労働者階級の闘いの前進が、8学生を奪還する。11・27判決を闘いとった労働者は、動労千葉・動労水戸を先頭に検修業務の全面外注化絶対阻止へ総決起を開始している。韓国の労働者は12月ゼネストに向かって突き進んでいる。全国のキャンパス・学寮攻防が火を噴き、11月派の学生が学生大衆の怒りと結合し、300万学生の怒りを体現して、闘いは前進している。
11・1で示された全世界の労働者階級の怒りと結合し、闘えば、暴処法弾圧など粉砕できる!
何が何でも年内奪還をかちとろう!
12月公判で検察立証粉砕へ
国労5・27弾圧裁判の判決が示したことは、もはや“8学生を勾留することなど1日たりとも認められない”ということだ。「暴処法」というもはや葬り去られた法律をもって、8人の身柄を拘束する根拠など、どこにもない! 裁判所は即刻8学生を釈放せよ!
この間の法大裁判は圧倒的に前進している。検察側証人として出廷する公安警察や法政大学総務部職員は、ほとんど裁判としてまともな証言もできず、8学生と弁護団の追及によってボロボロになっている。検察側立証は完全に破綻した。いまや登石、秋吉裁判長の訴訟指揮をぶっ飛ばし、完全に8学生と弁護団が主導権を握っている。
12月は、暴処法裁判、4・24弾圧裁判ともに重要証人が出廷し、いよいよ山場を迎える。裁判闘争を頂点とした12月の1カ月間決戦で8学生を何が何でも取り戻そう!
その力で2010年決戦へ突進しよう!
すべての力を8学生奪還へ! 全国声明運動の賛同数はついに5000筆を超えた。8学生の意見陳述集は労働者階級の中に感動をもって受けとめられている。年末一時金カンパ決戦と一体で、保釈金5000万円カンパ闘争に勝利しよう!
国労5・27弾圧裁判の地平を引き継ぎ、12月裁判闘争を激しく闘いぬき、8学生を絶対に年内に奪還しよう!
(マル学同中核派・法大支部)