2009年12月 7日

「被害届」撤回しろ 国労本部に抗議申し入れ

週刊『前進』08頁(2419号2面5)(2009/12/07)

「被害届」撤回しろ
 国労本部に抗議申し入れ

 公判終了後、5・27被告団と弁護団は、直ちに控訴手続きと記者会見を行った。同時に、橘日出夫・被告団副団長を先頭に、被告たちを警察に売り渡した国労本部に抗議申し入れに赴いた。
 事前に告げていたにもかかわらず、なんと本部執行委員は全員が逃亡! 「全員逃亡」は初めての事態だ。本部役員が、自らの階級的大罪を自覚している証拠だ。
 橘さんは怒りをこめて申し入れ書を読み上げ、①本件を「中核派の暴力事件」と決めつけた「本部闘争指示55号」(02年11月11日付)の撤回、②「被害届」を提出した組合員にその撤回を指導すること、③警察権力との癒着・結託の責任をとり関係する本部派組合員は全役職から辞任すること——以上の3点を突きつけて本部書記に文書を手渡した(写真)。
 国労本部は、国家権力と結託して弾圧を強行したことを、居直り続けている。抗議団は国労本部前で怒りのシュプレヒコールをたたきつけ、総決起集会に向かった。