2009年11月16日

革共同に冬期大カンパを 全労働者人民の支援訴えます

週刊『前進』06頁(2416号3面2)(2009/11/16)

革共同に冬期大カンパを
 「暴処法」弾圧の8学生奪還へ全労働者人民の支援訴えます

 資本の搾取と抑圧に労働者階級人民の怒りが爆発しています。
 大恐慌をプロレタリア世界革命に転化するため、冬期カンパに決起することを心から訴えます。

 鳩山政権と激突し11・1集会が大成功

 11・1労働者集会は日比谷野音を埋める5850人の結集で大勝利しました。韓国・民主労総からの40人を超える訪日団、アメリカの労組代表と学生、ドイツの労働者、日本国内の多くの在日・滞日労働者が合流しました。ブラジル・コンルータス(全国闘争連盟)の代表は「韓国、カナダ、メキシコ、ブラジル……ヨーロッパ、アフリカ、オセアニアなど世界中で労働者の抵抗が広がっています。すべての搾取と抑圧を終わらせる社会主義社会の達成へ」と、鮮烈に世界革命を訴えました。
 さらに動労千葉を先頭に百人以上が訪韓した11・8民主労総5万人労働者大会、同日の沖縄県民大会2万1千人の決起へと、世界革命への国際的団結の裾野は拡大しています。
 11・1労働者集会は、民主党・社民党と連合の結託体制との大激突の中で闘われました。社民党の辻元副国交相による三里塚の市東さんの農地取り上げ攻撃と日航大リストラ、旧社会党副委員長の千葉法相と連合組織内議員・中井国家公安委員長による動労千葉や全国の労組事務所への家宅捜索や前進社破壊、法大生の不当逮捕、裁判員制度反対を闘う弁護士への階級意思をむき出しにした不法不当な懲戒攻撃などの大弾圧こそ、小沢・鳩山政権の正体です。そんな危機ゆえのあがきなど通用するものか! ロシア革命時のケレンスキー内閣のように、資本主義体制を救うために階級協調派が出てきた時こそ、革命の大チャンスです。

 8学生の長期勾留を絶対に許さない

 10・11三里塚集会の大結集で階級闘争の大地に農地死守が座りました。この力こそ、三里塚闘争を始めあらゆる戦線で勝利する力です。
 法政大の闘いは全世界にこだまし、日帝の新自由主義攻撃の破綻を暴いて、学生と労働者の未来を開いてきました。3年半で112人の逮捕、33人が起訴、今なお8人が勾留されています。4・24法大解放集会当日に逮捕された全学連副委員長・倉岡さん、法大文化連盟副委員長・恩田君の勾留は6カ月半を超え、全学連委員長・織田君ら6学生も6カ月の超長期の勾留を受けています。
 「新自由主義大学・法大をたたきつぶせ」「法大を学生の手に取り戻そう」「監獄大学粉砕」「教育の民営化反対」とキャンパスで法大生に真っ向から訴えたことが「罪」とされ、半年以上も勾留される——こんな暴挙は、これ以上1日たりとも許せません。8学生は獄中で意気軒高と闘いぬき、公判では裁判長や検事を追い詰めています。1日も早く、1時間も早く8学生を奪還することは、私たちの任務です。
 8学生奪還の闘いは、戦争国家化と道州制導入、労働者の大量解雇と非正規雇用化へ突き進む鳩山政権との最先端の闘いです。裁判員制度廃止運動とも一体の闘いであり、文字どおり全労働者人民のテーマです。
 親のリストラで保険証を奪われ医者に行けない児童・生徒が4万人に上り、学費が払えず退学を強いられる高校生・大学生も続出。奨学金として卒業時に数百万円の借金を背負いながら、仕事に就けない学生も十数万人に及びます。
 全国・全世界の学生の怒り、労働者の怒りの先頭に立って闘いぬく8学生をただちに取り戻そう。
 革共同は今秋、第25回全国委員会総会を開催し、綱領草案を発表しました。その中で、国際帝国主義の最弱の環が日本帝国主義であること、世界革命における日本革命の戦略的位置の大きさを明確にしました。日本革命を突破口に朝鮮・中国を始め東アジア全域を反帝・反スターリン主義世界革命の根拠地として闘うこと、これとアメリカ革命が結合することこそ、プロレタリア世界革命の勝利を決すると提起しました。

 4大産別決戦軸に革命勝利へ進もう

 さらに、日本革命への今日的総路線として、〈戦争・改憲、民営化・労組破壊攻撃との対決>〈第2次国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦>論を打ち立てました。
 追い詰められたJR資本は検修業務の全面外注化を提示し、国鉄労働運動は再び最大の決戦に突入しました。私たちは2千万人近い労働者に非正規雇用を強いた元凶である国鉄分割・民営化への反対闘争として1047名解雇撤回闘争を貫いてきました。10月16日には、動労千葉の幕張ストライキ—動労水戸の4波のストライキを背景にJR東日本本社弾劾闘争を打ち抜きました。この闘いこそ、道州制による公務員360万人いったん解雇—選別再雇用攻撃、社保庁1千人解雇攻撃、日航1万3千人解雇攻撃に反撃する闘いです。
 大恐慌時代は大失業時代です。アメリカの失業率は10%を超え、1600万人の失業者があふれ出し、日本の「貧困率」も15%(6〜7人に1人)を超えました。1000万人の大失業時代に突入します。
 労働者の力の源泉は職場での闘いを軸にした団結です。国労5・27臨大闘争弾圧裁判の11・27判決に総力決起して、勝利しましょう。

 青年労働者を先頭に決起が始まった

 革共同はみなさんとともに今日まで資本や国家権力の激しい攻撃と闘ってきました。革共同の50年以上の歴史と闘いのすべてが21世紀プロレタリア世界革命実現の力です。
 09年、青年労働者を先頭に1047名解雇撤回、農地死守、国際連帯、法大学生運動、星野同志奪還の闘いが始まっています。
 階級的労働運動の発展のための財政闘争は死活的です。6000万労働者の団結、職場・地域の団結を固める基礎は、冬期一時金闘争、財政闘争です。この団結の力こそ来春闘のゼネストを準備する力です。
 絶大なる冬期カンパを寄せてくださるよう、心から訴えます。