2009年11月 9日

実弾射撃に抗議 沖縄海兵隊北富士演習

週刊『前進』06頁(2415号6面5)(2009/11/09)

実弾射撃に抗議
 沖縄海兵隊北富士演習 これがオバマの正体

 とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会、都留文科大学生活協同組合労働組合、山梨合同労働組合は11月2日、この日から10日間北富士演習場で行われる在沖縄米海兵隊の県道104号越え実弾射撃訓練の本土移転演習に抗議して、演習場正門前で申し入れ行動を行った。
 同訓練の本土移転演習が北富士で行われるのは3年ぶり。人員340人、榴弾砲6門、車両80両による過去最大の演習だ。演習拡大の事実は、オバマ米大統領の唱える「平和」や「核廃絶」がまやかしであり、米帝がイラクやアフガニスタンだけでなく、イランや北朝鮮へ侵略戦争を拡大しようとしている証拠だ。
 しかも北富士演習場とされた梨ケ原一帯は、忍草農民の先祖伝来の入会地だ。今回の演習でも米軍は前回同様、忍草農民の闘いでかちとった日曜日の立入権を踏みにじり、10日間連続で演習場を占拠して夜間演習を強行しようとしている。
 申し入れ行動は、北富士闘争に生涯をささげた北富士忍草母の会の故天野美恵事務局長の遺志を労働者階級が引き継ぐものとして行われた。
 午前10時、3団体は北富士演習場正門前に集まった。マスコミが取材する中、3団体は用意した抗議申入書を読み上げ、演習場管理責任者の代理として現れた役人に3団体の申入書を手渡した。
 (投稿・織田三郎)