2009年11月 9日

日誌 2009年 10月28日〜11月3日

週刊『前進』06頁(2415号4面6)(2009/11/09)

日誌 2009年 10月28日〜11月3日
 鳩山「集団的自衛権解釈変えず」「普天間移設期限切らず」

●嘉手納町議会が嘉手納統合案の撤回求め意見書 嘉手納町議会は、岡田克也外相が普天間飛行場の嘉手納基地への統合案に意欲を示したことを受け、臨時会で外相発言撤回と基地負担軽減を求める意見書を可決した。(28日)
●嘉手納統合案「要求基準を満たさない」と在日米軍司令官 ライス在日米軍司令官は朝日新聞との会見で、岡田外相の嘉手納統合案について「運用要求基準を満たさない」と述べ、米政府としては受け入れられないとの考えを示した。(28日)
●アフガン国連施設で銃撃戦 アフガニスタンの首都カブールにある国連宿泊施設で政府軍と武装勢力タリバーンとの銃撃戦があり、AP通信によると国連スタッフら10人が死亡。(28日)
●米国務長官がパキスタン電撃訪問 
クリントン米国務長官がパキスタンを電撃訪問した。アフガン武装勢力掃討のためにパキスタン政府の協力を取り付けることが目的。(28日)
●パキスタンの市場でテロ パキスタン北西辺境州のペシャワルの市場で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。州政府によると市民ら89人が死亡、200人が負傷した。(28日)
●嘉手納統合案「私案ではない」と外相 鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する代表質問が参院本会議で始まり、自民党の林芳正参院政審会長が岡田外相に「『普天間基地の県外移設は難しい』『嘉手納基地への統合案が選択肢』という発言は個人的見解か」と質問。岡田外相は「私の外相としての発言だ」と答弁した。(29日)
●国連総会委で核軍縮決議170カ国賛成 国連総会の第1委員会(軍縮・安全保障)は、核廃絶に向け核軍縮を訴える日本主導の決議案を過去最多となる170カ国の賛成で採択した。米国も初めて共同提案国に。(29日)
●嘉手納統合案「機能しない」と米国防総省 米国防総省のモレル報道官は会見で、岡田外相提案の嘉手納統合案は「軍の運用上、機能しないことが判明した」と嘉手納統合案をあらためて拒否する考えを示した。(29日) 
●韓国がアフガン増派を発表 韓国外交通商省は、アフガニスタンに派遣している「地域復興チーム」(PRT)要員を拡大すると同時にPRT要員を警護するための警察及び軍警備部隊を派遣する方針を正式発表した。合計約450人規模になる見通し。(30日)
●鳩山首相、集団的自衛権解釈変えず 
 衆院予算員会で鳩山首相は、集団的自衛権の行使を禁じているこれまでの政府の憲法解釈を踏襲する考えを明らかにした。普天間移設問題については「オバマ大統領が来るまでに決めなければならないとは思っていない」と述べ、米大統領来日前に結論を出さない考えを強調した。自民党の大島理森幹事長の質問に答えた。(2日)
●アフガン・カルザイ大統領再選 アフガニスタンの選挙管理委員会は、7日に予定されていた大統領選の決選投票を中止し、第1回投票で1位となったカルザイ現大統領の再選が確定したと発表。2位のアブドラ前外相が決選投票不参加を表明したため。(2日)