10・11“今こそ廃港へ” 滑走路直近で怒りの大集会
週刊『前進』06頁(2412号1面2)(2009/10/19)
10・11 “三里塚を今こそ廃港へ”
滑走路直近で怒りの大集会
10月11日、成田市東峰で三里塚芝山連合空港反対同盟主催の全国総決起集会が開催された。会場の萩原進事務局次長の畑には、全国から1780人の労働者、農民、学生、市民が結集した。(4面に記事と発言)
成田空港会社(NAA)は22日にも暫定滑走路北延伸の供用を開始しようとしている。また市東孝雄さんの家屋と農地を空港内に囲い込む「第3の誘導路建設計画」を打ち出し、反対運動つぶし、農民・住民の暴力的たたき出しをもくろんでいる。そして、現在の平行誘導路をへの字に曲げている天神峰現闘本部建物と市東さんの耕作地をめぐる裁判の状況が、極めて切迫している。
この日の集会とデモは、これらの相次ぐ攻撃に対する全国の労働者人民の怒りの一大反撃となった。反対同盟と市東さんの農地死守の決意を参加者全員が感動とともに共有し、実力闘争への決起を誓う場となった。
前原誠司国交相は「東アジア共同体」構想のかなめとして「羽田のハブ空港化」「羽田—成田の一体運用」を打ち出し、侵略と三里塚闘争圧殺の正体をむき出しにした。労働者・農民の回答は「民主党政権を打倒し革命へ」だ。職場・学園から闘いを組織し、白熱する現地攻防、裁判闘争にかけつけ、反対同盟とともに全力で闘おう!