2009年10月12日

動労千葉に不当捜索 前例のない労組弾圧

週刊『前進』06頁(2411号2面2)(2009/10/12)

動労千葉に不当捜索
 前例のない労組弾圧を許すな

 警視庁公安部と栃木県警は10月5日、動労千葉の本部がある千葉市のDC会館に対し、まったく不当な家宅捜索を強行した。「電磁的公正証書原本不実記録・同供用」容疑でのA同志とB氏への不当逮捕(9月29日)を口実としたものだ。
 警視庁公安一課・星隆夫を先頭とした公安刑事約60人が5日午前、DC会館に押し入り2時間にわたって占拠し、事件となんの関係もない物を押収した。
 これは、11月集会への1万人結集をなんとしても阻止しようという予防弾圧そのものだ。しかも、労働組合の事務所に白昼公然と警察権力が捜索に入るなどということは国際的にも例のない異常事態だ。戦時下の労組弾圧そのものだ。
 警視庁公安部は、昨年7月4日と11月10日にも動労千葉への不当捜索を強行している。動労千葉が呼びかけた「6・29サミット粉砕闘争」「11・2労働者集会」時の不当逮捕を口実にした捜索で、これ自身が断じて許せない労働組合弾圧だ。動労千葉はこの2回の不当捜索について、今年3月19日に国家賠償請求訴訟を東京地裁に提訴して闘っている。

 これが民主党・連合政権の正体

 今回の捜索は、この2回の不当捜索に比しても画次元的なエスカレートだ。動労千葉とは文字どおりなんの関係もない事件ではないか。
 警視庁公安部は7日には、東京の西部・東部・南部・中部のユニオン事務所にも一斉に捜索を強行している。これこそが民主党・連合政権の階級的正体をまざまざと示している。絶対に許すな。
 10月2日以降、この事件を巡る不当捜索は北海道から沖縄まで全国35カ所にも及んでいる。弾圧をうち破り2人の仲間を奪還しよう。11・1労働者集会への1万人結集を何としても実現しよう。それこそがわれわれの回答だ。