2009年10月12日

10・16JR本社前に結集を 3労組呼びかけ

週刊『前進』06頁(2411号1面2)(2009/10/12)

10・16JR本社前に結集を
 動労千葉など3労組呼びかけ

 動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の3労組が10・16JR東日本本社緊急抗議行動の呼びかけを発した。11・1労働者集会の爆発を切り開く決定的闘いだ。全力で集まろう。(編集局)
 すべての闘う仲間の皆さん!
 私たち三組合は10月16日、国鉄1047名解雇撤回を求め、卑劣な組合潰し、業務外注化、安全崩壊の現実と闘うために、JRに対する緊急の抗議行動に立ちあがります。
 JRの職場では、今も露骨な不当労働行為、団結破壊攻撃が続いています。私たちは、運転士の国家資格をもちながら、動労水戸や動労千葉の組合員であるというだけの理由で20年以上も運転士に発令しないという露骨な差別事件で、最高裁の勝利判決をかちとりました。ところがJR東日本は、判決を守るどころか、それを逆手にとって、動労水戸の組合員を通勤に4時間もかかる職場で運転士に発令しようとしています。千葉では、動労千葉の車両検査係を業務から外し、組合役員を狙い撃ちで配転する攻撃がかけられています。こんな卑劣なやり方は絶対に許せない。私たちは、この攻撃に対し水戸、千葉で何度ものストライキに立ち上がりました。しかし、闘いはこれからが正念場です。
 尼崎事故をめぐり、事故調査委員会の委員に飲食接待等を繰り返し、報告書を改ざんさせようとしていたことが明らかになりました。107名の乗員・乗客の生命を奪っておきながら事実を隠ぺいすることしか考えていなかったのです。信濃川での不正取水問題など、違法行為が平然と繰り返されています。事故や車両故障が多発し、安全は崩壊しようとしています。これが民営化の結果もたらされたものです。
 われわれは闘い続けます。なぜなら、国鉄分割・民営化が戦後最大の労働運動解体攻撃だったからです。その結果もたらされたのは1000万人をこす労働者が非正規職に突き落とされる現実でした。そして今また、道州制導入をめぐり、「国鉄方式」で公務員労働者360万人を一旦解雇し、選別再雇用するという究極の民営化=労組破壊攻撃がかけられようとしています。
 私たちはすべての労働者の怒りの声の先頭に1047名闘争の旗をおし立てる決意です。10・16抗議行動から11・1労働者集会に攻めのぼろう。ぜひとも多くの仲間の結集をお願いします。