職場の団結の力を地域の団結拡大へ 全国で11・1結集のうねりを 労組破壊の一斉弾圧粉砕せよ 国鉄1047名解雇撤回・JR体制打倒 10・16JR本社緊急抗議行動へ
職場の団結の力を地域の団結拡大へ
全国で11・1結集のうねりを
労組破壊の一斉弾圧粉砕せよ
国鉄1047名解雇撤回・JR体制打倒 10・16JR本社緊急抗議行動へ
10・11三里塚全国闘争の爆発から、いよいよ全国の全職場・全戦線で11・1労働者集会1万人大結集に向けて、3週間の嵐のような一心不乱の闘いに全面突入しよう。動労水戸の3波のストに続く、動労千葉幕張支部の10・1全1日ストは、11・1への感動的な号砲だ。民主党・連合政権と、それに総屈服したすべての体制内指導部を先兵とする、戦争・改憲と民営化・労組破壊、首切り・賃下げと大失業の攻撃に、国鉄1047名解雇撤回を真っ向から掲げて1万人総決起の力をたたきつけるのが11・1だ。10・16のJR東日本本社弾劾闘争と法大解放集会を圧倒的に爆発させ、11・1へ攻め上ろう。
体制内との党派闘争貫こう
全国の職場・街頭・地域で今、11・1労働者集会への大結集運動がひとつの「うねり」となりつつある。国鉄1047名闘争こそ民主党・連合政権への最大の対抗基軸であり、世界大恐慌下の大失業攻撃を打ち返す階級的水路だ。攻めて、攻めて、攻めて、いま勝利を開いているのはわれわれだ。動労千葉派であり、11月集会派だ。
戦後の2・1ゼネストに示された革命的高揚を、1947年5月の社会党・片山内閣成立で圧殺しようとした「二番せんじ」など絶対に許さない。民主党政権の帝国主義的労働運動のダラ幹や旧社会党の帝国主義社民に、自民党を倒した労働者の決起を抑圧することなどできない。
11・1大結集の「うねり」に恐怖する日帝権力とブルジョアジーは、9月29日以降、不当な逮捕攻撃、全国一斉の家宅捜索、さらに動労千葉や合同労組へのかつてない不当極まる捜索と弾圧に出てきている。これは大恐慌と自民党崩壊下で、闘う労働組合を圧殺し、プロレタリア革命への前進を阻止しようとする許し難い暴挙だ。この組合つぶしの不当弾圧を、逆に11・1総決起の階級的なバネに転化して闘おう。
革共同は、綱領草案採択(本紙前号掲載)の歴史的地平に圧倒的な確信を持ち、すべての闘う労働者、労働組合とともに11・1への全国総結集の「うねり」を3週間決戦として拡大し闘いぬく。
日共と社民は資本の共犯者だ
民主党政権の連合ダラ幹や帝国主義社民、そして「閣外協力」の日共スターリン主義の反階級的犯罪と対決し、徹底弾劾する党派闘争が、職場を活性化させている。
JR西日本と国交省による尼崎事故調査報告書の改ざん策動の共犯者は、遺族が「労使ともに腐敗の極み」と弾劾したように、国労西日本エリア本部の革同=日共スターリン主義だ。JR東日本による信濃川盗水問題(280億円分!)についても、国労本部派の日共と社民はJR資本の共犯者である。
さらに、市東孝雄さんの農地の強奪、国鉄1047名闘争解体、日航大リストラに突き進む国交省の副大臣・辻元清美は社民党であり、107人を殺したJR西日本前社長・山崎を在宅起訴で済ます一方、星野文昭同志や法大闘争の8人の学生を獄に閉じこめ、さらに裁判員制度を強行している法務大臣・千葉景子は旧社会党ではないか。不当逮捕や全国一斉捜索を自由にやらせておいて、どこが「人権派」の弁護士閣僚だ!
体制内勢力との党派闘争は国際的になり、国鉄分割・民営化の最大の裏切り者=JR総連・松崎も引きずり出された。これはファシストどもを打倒する絶好機だ。現場の闘い、労働組合をめぐる攻防がすべてを決する。
職場の闘いを軸に、動労千葉、動労水戸、法大裁判の勝利判決・無罪判決をも武器に、11・1へ大進撃しよう。
第2の尼崎事故阻止する力
国鉄分割・民営化の帰結こそが尼崎事故だ。今やJR東日本では、それ以上の大事故がいつ起きてもおかしくない状態にある。
全国で唯一、8年間にわたり業務外注化を阻止している幕張車両センターは首都圏の列車検査・修繕(検修)の拠点であり、安全を守る砦だ。「JRは列車を走らせてメシを食っている」(『日刊動労千葉』)にもかかわらず、JR東日本は2001年以降、その核心である保線・検修などの全面的な外注化を、安全をまったく無視して強行してきた。動労千葉のみがこれを阻止してきた。
この外注化の結果、JR東日本では08年9月末と12月に連続して新幹線総合システムがダウン。今年7月には、京葉線変電所火災で運転が7時間ストップした。9月10日には、新幹線仙台駅構内で下請けの労働者が作業中の事故で殺された。今やJRの輸送障害事故は大手私鉄の11倍という異常事態だ。
千葉では他の支社から回ってきた車両も検修するが、「高崎では7人を5人体制に減らされて」(『俺たちは鉄路に生きる3』)、まともな検査もできなくなり、今や幕張車両センターには使用限度を割り込んだ車両が次々に入ってきている。特にスピードを出す特急車両では、車輪転削に入った時点ですでにフランジ(車輪の縁にある出っ張り)が規定値を超えて減っており、脱線の危険のある車両が増えている。理由は検修周期を14〜15万㌔から22〜23万㌔に延伸したからだ。
それでも、動労千葉の熟練した労働者が当局とケンカしながら誇りをもって作業をしてきたから、なんとか事故は起きなかった。この職場でベテランの動労千葉の組合員全員が、最も中心的な検査である交番検査業務から外され、平成採の青年だけで車両の検修が行われている。そして今度は副支部長と書記長の強制配転だ。「第2の尼崎事故」を阻止する力と日本労働者階級の未来は、幕張車両センターでの攻防にかかっている。
1万人決起へ3週間の決戦
民主党・連合政権を構成している閣僚はみな、国鉄分割・民営化や労働者派遣法を推進した連中だ。1989年の「連合の進路」は、資本主義を救済し、階級的労働運動や共産主義と闘う帝国主義的労働運動の宣言だ。
鳩山政権の「補正予算の見直し」とは、「行政の無駄遣いの排除」と称し、財源確保に公務員労働者へ徹底的な民営化と賃下げ・大量解雇の攻撃を強制して、ブルジョアジーを救済するためのものだ。労働者の08年の年間平均賃金は前年より7万6千円も下げられた。今年冬の一時金支給も東証上場企業平均でさえ約10万円減額で労使妥結となっている。公務員職場では、道州制攻撃の先取りとして8月11日の人事院勧告で「国家公務員は平均15万4千円賃下げと住宅手当廃止」とされ、地方自治体ではさらに拍車がかかっている。
こうした賃下げ・解雇と、世界大恐慌下で過去最悪を更新する大失業の攻撃が、労働者階級の生活を根底から破壊している。
賛同署名を訴えチケット売ろう
この情勢と対決し、今年1月以来、動労千葉派・11月集会派は、2〜3月の「生きさせろ!」ゼネストに果敢に挑み、職場実践を積み重ねてきた。労学共闘の醍醐味(だいごみ)も味わい、職場の仲間と討議を重ね、地域ぐるみ、家族ぐるみで闘いを切り開いてきた。青年と古参の労働者が一体で、路線で団結した時に発揮する地区党の底深い力もつかんできた。何よりも動労千葉と三里塚反対同盟、そして革共同による国鉄・三里塚決戦の勝利が、国際連帯をも発展させてきた。
この地平から、国鉄1047名闘争を最大の基軸にすえて11・1労働者集会1万人大結集へ、最後の3週間を、闘って、闘って、闘いぬこう。
第一に、11・1大結集の大きな「うねり」を全国の職場と地域でつくり出し、職場の団結を地域全体に拡大しよう。
第二に、職場の全員にビラを渡し、賛同署名をとり、チケットを売ろう。『前進』や国際連帯パンフで組織しよう。工場から工場へ全職場を総ローラーしよう。物販や全国署名運動、百万人署名はその絶好の武器だ。
第三に、全戦線の闘いの中で蓄積されている全名簿に会おう。手紙を書き、夜は電話しよう。街頭宣伝などで出会った人に、その場で闘いの方針を提起しよう。次の街宣を一緒に取り組もう。さらにその人が職場や地域の仲間を誘おう。
自分と仲間と階級を圧倒的に信じ、思い切って大胆に、11・1大結集を組織しよう。