2009年10月15日

横須賀 米空母の母港化に怒り 11月集会賛同続々

週刊『前進』08頁(2410号8面3)(2009/10/15)

横須賀 米空母の母港化に怒り
 11月集会賛同続々

 9月26日、「空母母港化36周年・原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀基地母港化1周年抗議・原子力空母配備撤回を求める9・26全国集会」が横須賀市のヴェルニー公園で行われた。神奈川労組交流センターと婦人民主クラブ全国協議会は、鳩山民主党・連合結託政権打倒を真正面から掲げ、何よりも11・1日比谷への結集をすべての労働者に訴え、大合流をかちとった。
 現場の怒りとエネルギーが与党化した体制内勢力の制動を突き破り、3500人とも4000人とも思われる労働者が大結集した。しかし主催者発表は2800人。前代未聞の事態だ。
 昨年9月25日の原子力空母ジョージ・ワシントン入港以来1年。8月には同じく原子力空母ニミッツが入港した。大恐慌と戦争の激化の中で、米軍横須賀基地の侵略拠点化が進められている。
 集会では神奈川の民主党衆院議員・首藤信彦が「オバマ大統領とも協働して核兵器廃絶をはじめ、新たなる両政権で新たな世界平和をつくっていかねば」とメッセージ。民主党衆院議員の横粂勝仁(南関東比例代表)も「単純に配備反対言えぬ」(9月24日付朝日新聞)とぬけぬけと言い始めた。塩川一派の民主党尻押し運動は戦争推進運動だ。まさに横須賀闘争への反動、反革命だ。
 「腹を固めて現場から労働運動を甦(よみがえ)らせよう」という呼びかけに、「組合は、選挙では民主党を支援しろと言い、戦争には反対と言う。まったくおかしい」と、11月集会の賛同署名に快く応じる青年労働者が次々と現れた。
 「民営化絶対反対」というメッセージも多い。国鉄1047名闘争の勝利こそ、民営化を阻止する道であることを多くの青年労働者がつかんだ。また「労働組合は何のためにあるのか」「労働組合こそ革命の主体ではないか」という大討論の輪もできた。
 民主党・連合政権の登場こそ、連合を打倒し、労働運動を甦らせる大チャンスだ。8・30情勢を切り開いた労働者の怒りは、体制内勢力を破綻に追い込んでいる。国鉄1047名解雇撤回を掲げる11・1集会をどれだけ労働者に伝えるのかに勝負がかかっている。11月1万人へ突き進もう!