大阪市職ユース部選 絶対反対の351票に展望
大阪市職ユース部選 絶対反対の351票に展望
現場の怒りで本部倒そう
大阪市職ユース部選挙での決定的勝利的地平を受け、大阪市内で配布されたビラの要約を転載します。(編集局)
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大阪市職ユース部長選挙で「道州制絶対反対」「資本主義を打倒しよう」「11月労働者集会で新たな歴史を切りひらこう」を掲げたA君に、投票総数1940人のうち351人もの労働者が投票しました。労働者のもつとてつもない力が示された結果です。この資本主義への激しい絶望と怒り、このエネルギーに展望があります。
自民党政治支配に対する労働者の怒りが8月30日の総選挙で自民党を倒しました。しかし、新たに登場した民主党政権は大恐慌の危機にあえぐ資本主義を救済するための政権です。
重大なのは、民主党政権は実質的に連合幹部が牛耳る政権だということです。資本家どもの信頼厚い「労働貴族」たちが軒並み閣僚や民主党の重要人事を占めています。
民主党マニフェストの最大のスローガンは「すべての無駄遣いの根絶」であり、その核心は「国家公務員の人件費2割削減」です。資本主義の救済のために労組幹部の名で労働者の首切りをトコトン推し進める、これが民主党・連合政権です。
何よりも橋下大阪府知事と一体で地方分権=道州制を推進しようとしています。大阪市で進められてきた人員削減や「臨時任用」労働者の採用などもすべて道州制攻撃の先取りです。労働者はもう黙っていません。
自治労本部の裏切り前面化
自治労本部がこの間コソコソとやってきた裏切りが民主党政権下でいよいよ前面化しようとしています。
自治労労働局が「標準的給与のあり方について」なる文書で出した2割カット賃金案を、さっそく民主党は実行に移そうとしています。
また8月の熊本大会で自治労本部は大裏切り宣言を行いました。「質的転換」が何度も強調され、「政労使パートナーシップ」が方針とされました。「もう賃金闘争や要員闘争はやらない」「当局はパートナーであり、闘う相手ではない」と宣言したのです。きわめつきは、道州制については反対ではなく「議論に参加する」としたことです。岡部委員長は大会あいさつで「明治時代以来の中央集権体制から脱却」などと財界や橋下知事とそっくりの道州制論を展開しました。
民主党は「行政刷新会議」に橋下らを入れることを検討し、道州制に向けて突っ走ろうとしています。自治労本部がこの動きを最先頭で推進しようというのです。
9月12日の大阪市職大会の議案も、「中央集権型システムの制度疲労から……すべての分野で改革が求められています」と岡部の主張にそっくりです。この本部を打倒した時に必ず労働者の展望が開けます。
攻防の一切は、裏切る労働組合幹部をぶっ倒して、徹底的に労働者の立場に立つ労働組合が一大勢力として登場できるのかにかかっています。
ユース部選挙の結果はあらためて現場の怒りの大きさを示しました。これを団結に変え、職場・地域を越えて爆発的に広げていこう。自民党をたたきつぶした労働者の怒りを組織し、絶対反対の団結で労働組合をよみがえらせることです。
大阪市職は、全国でも最先頭で自治労本部の裏切りを推進している労働組合です。この大阪市職本部のもとで、青年層の約6人に1人が「今こそ闘おう」という声に応えています。「現場はついてこない」という本部の言い訳が完全に引きはがされたのです。この1人が10人、100人の執行部になったら、必ず自治労本部の裏切りを吹き飛ばせるし、道州制攻撃も公務員バッシングも必ず吹き飛ばせます。この351票に表れた力で絶対にやれます!
労働強化・リストラの嵐と労働組合本部の裏切りという、まったく同じことが全国あらゆる職場で起きています。これに対して徹底的に闘う労働者の結集軸が11・1全国労働者総決起集会です。全世界から労働者が結集しようとしています。
いよいよ私たち現場労働者の出番です! 11月労働者集会に集まり、ともに未来を開こう!