2009年9月28日

暴処法弾圧裁判 4・24弾圧裁判 8学生と団結し初公判へ

週刊『前進』06頁(2409号6面2)(2009/09/28)

暴処法弾圧裁判 4・24弾圧裁判 8学生と団結し初公判へ
 教育の民営化=団結破壊と闘う 法大闘争に勝利しよう

 10月冒頭から二つの法大弾圧裁判が開始される。10月5日には暴処法(暴力行為等処罰に関する法律)弾圧、10月7日には4・24集会弾圧の第1回公判が行われる。階級闘争の最先端で闘う8学生との団結をかけて、初公判へ全国から大結集しよう。
 第一に、全学連・法大文化連盟のリーダーである獄中8学生の存在そのものに巨大な獲得性がある。3年半の法大闘争は新自由主義と民営化(団結破壊)との真正面からの激突に突入した。それは、300万学生のみならず、全世界の労働者・学生の共通の闘いだ。8人はその先頭で日々自己を高め、獄外へ熱烈なアピールを発している。
 「合法と正当性は違う。国家すら、法律すら所詮(しょせん)社会の一部である。法律は社会の常識とは別のものだ。もちろん尺度の一つではあるが、何を善とし何を悪とするかは、われわれ一人ひとりが判断しなければならない。権威に従うことも重要だが、ふざけていると思った権威に盾突くことはそれ以上に重要だ。学徒よ、ともに闘おう!」(文化連盟委員長・齋藤郁真君)。8学生の闘いの中に、革命的激動期に生きる青年・学生の生き方がある。
 第二に、暴処法の狙いは団結破壊(運動破壊)にある。戦前から続くこの希代の治安弾圧法がついに全学連と文化連盟に適用されたことは、法大闘争が「戦争・民営化」と闘う全労働者・学生の先頭に立ち、大恐慌にのたうつ資本主義にとどめをさす革命的な闘いとして発展しようとしていることへの国家権力ブルジョアジーの恐怖の現れにほかならない。
 4月24日の教職員の制動を粉砕してかちとられた1500人集会は、3万法大生の決起の現実性を敵に突きつけた。そして6月15日の法大集会は、暴処法弾圧に怒れる労学共闘として圧倒的にうち抜かれた。獄中8学生の団結を軸にし、弾圧をのりこえて進むこの闘いは、8月総選挙で自民党支配を吹き飛ばした労働者・学生の怒りと固く結合し始めている。
 9月14日、法大08年5・28暴行デッチあげ裁判で歴史的な無罪判決をかちとった。法大闘争の圧倒的な正義と路線の勝利であり、法大当局と国家権力のデッチあげ攻撃の大破産だ。東京地裁刑事第18部・福崎伸一郎裁判長は、法大当局のこの間の学生排除は「裁量権の逸脱」であり、暴力ガードマンの行為は「違法」だと言明せざるをえなくなった。いかなる凶悪な弾圧も、学生の団結とその可能性にかけきれば絶対に粉砕できる。法廷をも戦場にして徹底的に敵を追いつめよう。
 第三に、東京地裁を包囲する第1回公判闘争への大結集から10・16法大集会、そして11月労働者集会1万人決起へと突き進もう。全学連の織田陽介委員長は獄中から訴えている。「歴史はただ一点、私たちが団結した行動を組織できるか否かにかかった。一方で暴処法を使った弾圧、他方で学生への団結破壊。これに負けずにキャンパスで団結を組織できるか。日本共産党など、困難に負けた偽物と対決し、学生・労働者の進む道を示せるか。全国・全世界に『ここに団結すべき仲間がいる!』と訴える。ここに11月1万人結集と法大闘争の重大な意味があります」(全学連大会へのメッセージ)

 全国声明武器に11月1万決起へ

 教育の民営化=団結破壊と闘う法大闘争は、国鉄分割・民営化攻撃と23年間も闘い抜く1047名解雇撤回闘争、そして動労千葉の闘いと一体となって11月集会への労働者・学生の決起をかちとっていく闘いだ。7月サンフランシスコ国際労働者会議での決議で確認されたように、11月集会と国鉄闘争、法大闘争と8学生の存在は全世界的な獲得力を持っている。
 11月集会1万人結集を実現しよう。8学生即時奪還を呼びかける全国声明運動を、1万人決起の武器として全国の職場・キャンパス・地域で推し進めよう。10月16日の法大集会を、学生自治破壊と自主法政祭規制に対する法大生自身の巨大な反乱として燃え上がらせよう。そのすべてが8人を取り戻す決定的な力だ。
 鈴木達夫弁護士を団長に強力な弁護団が結成され、初公判では8学生全員の冒頭意見陳述が戦闘宣言として発せられる。全国の学生、労働者のみなさん。獄中8学生と団結する10・5—7初公判へ大結集しよう!