2009年9月 7日

8・31関西国鉄集会 “解雇撤回軸に11月へ”

週刊『前進』08頁(2406号3面2)(2009/09/07)

8・31関西国鉄集会 “解雇撤回軸に11月へ”
 「民主党・連合政権」と対決

 8月31日、大阪・東淀川人権文化センターで、「国労5・27臨大闘争弾圧粉砕!1047名解雇撤回!関西国鉄集会」が国労5・27臨大闘争弾圧被告団、関西労組交流センターの主催で行われ、労働者学生140人が結集した。集会で、8・30総選挙による自民党崩壊、民主党・連合政権の成立という歴史的事態に、国鉄1047名解雇撤回闘争を基軸に11月1万人決起をつくりだすことを圧倒的に確認した。
 集会は、韓国民主労総双龍(サンヨン)自動車支部の「77日間」の闘いのビデオ上映を受け、司会の国鉄労働者の開会宣言で始まった。
 基調報告は、国労5・27臨大弾圧裁判の被告団長・富田益行さんが提起。富田さんは「8・30総選挙の自民党崩壊は、30年代をこえる階級的大激動情勢の突入であり、プロレタリア革命・プロ独の実現が問われる情勢だ。民主党・連合政権は革命鎮圧、戦争・道州制突撃政権であり、ここで4者4団体など体制内勢力は、民主党政権の先兵になって国鉄1047名解雇撤回闘争を絞殺し、公務員360万人首切りに打って出ようとしている。国労や自治労大会の事態は、体制内勢力が労働者階級の打倒対象として登場したということであり、われわれ動労千葉派だけが6000万労働者の怒りと結びつく情勢の到来だ。11月1万人結集が、8・30情勢への回答であり、プロレタリア革命を切り開く闘いだ」と鮮明に提起した。
 さらに富田さんは「11月1万人結集を1047名闘争を基軸に闘おう」と、現下の動労千葉や動労水戸、国鉄5・27臨大闘争弾圧をめぐる攻防の意義を強調。「5・27弾圧との闘いは国労本部打倒の闘い。1047名闘争の心棒だ。4者4団体が投げ捨てた1047名闘争の革命的意義を11・1で復権させよう」「2000万青年、6000万労働者を獲得するために、職場生産点で絶対反対の闘いを貫き、階級的団結をつくり、体制内勢力を打倒し、労働組合をよみがえらせよう!」「9・26集会、10・11三里塚、11月1万人結集へ進撃しよう」との方針を提起した。
 九州小倉地区闘争団で5・27被告団の羽廣憲さんが特別報告。国労大会での4者4団体の大破産に対して「解雇撤回以外に勝利はない。1047名解雇撤回を訴えて仲間を拡大している。11月1万人結集から革命へ」と訴えた。
 続いて9・26関西労働者集会実行委員会の青年労働者が特別提起。「絶対反対と階級的団結で闘えば2000万青年、6000万労働者を獲得できると7・29青年集会で確信した。民主党政権で敵がはっきりした。11月1万結集への決定的集会として開催します」とアピール。
 関西労組交流センターから争議組合へのカンパ贈呈、各団体からの決意表明を受けた。ス労自主、教労、自治労、全逓、八尾北医療センター労組、全学連、青年労働者が決意表明。自治労からは、「熊本大会で、道州制推進に転落した自治労本部打倒の闘いが青年労働者をはじめ圧倒的共感をつくった。職場の事故問題を“一切は当局の責任”で闘ったことが労働者の決起を生み出した」と報告された。11月1万人決起で闘うとの鮮明な決意表明だった。
 5・27臨大弾圧家族の会からの決意表明を受けて、5・27被告団が登壇。小泉伸さん、東元さん、原田隆司さんが「11・1労働者集会の1万人結集で、われわれが1047名闘争の責任勢力になる」と提起した。
 5・27被告団副団長・橘日出夫さんが「8・30情勢は30年代の戦争と革命の荒々しい時代に突入したことを知らせた。動労千葉派がここに登場したことが勝利の展望だ。民主党政権との闘いは1047名闘争解体、動労千葉・三里塚破壊との闘いとして火を噴いている。この激突の最先端攻防は国鉄決戦だ。5・27被告団がそこに責任をとって闘いぬく。9・26から10・11三里塚、そして11・1の1万人決起を」とまとめた。
 8・31集会は2000万青年、6000万労働者との階級的団結をつくりだし、11月を切り開く総決起集会として大成功した。ともに11・1の1万人決起を切り開こう!
 (関西・T)