2009年8月31日

11月集会実行委 1047名闘争を軸に 職場にこだわり組織化を

週刊『前進』06頁(2405号3面2)(2009/08/31)

11月集会実行委
 国鉄1047名闘争を軸に
 職場にこだわり組織化を

 全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部、全国金属機械労働組合・港合同、国鉄千葉動力車労働組合が主催する11・1全国労働者総決起集会へむけた第1回実行委員会が8月23日、千葉市のDC会館において100人をこえる結集で開かれた。
 冒頭、繁沢敬一動労千葉副委員長が「11月集会1万人結集をかちとり労働者の力を全世界に知らしめよう」とあいさつ。
 続いて、田中康宏動労千葉委員長が基調報告を行った。まず、「労働者が誇りを取り戻し、歴史の最前線に出て、この時代に勝負できる力をもとう」と11月集会の課題を提起した。それは第一に、国鉄1047名闘争を道州制粉砕、派遣法撤廃闘争の先頭に押し立て闘うことである。「国鉄分割・民営化で解雇された1047名が23年間闘っている。それを支援しようというだけで1万人を組織できることに確信をもとう」と呼びかけた。第二に、国際連帯闘争である。世界の労働者が11月集会に展望をもって結集しようとしている。「動労千葉はサンフランシスコの労働者国際会議でそのことに確信をもった。末期的な危機にある資本主義が労働者を犠牲に延命を策す中で、労働運動の新たな可能性が生まれている。ここに1万人の団結した力を登場させよう」と11月集会のもつ位置を鮮明にさせた。

 現場労働者の怒りに向き合おう

 さらに田中委員長は、1万人結集の組織化について「自分の職場で本当に仲間が組織できるかの一点にかかっている」と強調。労働運動の屈服と変質が急速に進む中で問われていることは、われわれ自身が「実際に職場の労働者をまとめ、原則をはずさないでこの時代に立ち向かえる労働組合として運営していける力」をつけていくことだ。それは「現場の労働者が『これならおれも闘うよ』という路線を現実との苦闘の中からつくっていく」ことにある。
 田中委員長は、動労千葉の国鉄分割・民営化闘争の経験を引き合いに出しながら「すべては現場の労働者の怒りの声と向き合うことから出発しよう」と訴え、「動労千葉は青年部結成をやりぬく」と11月集会への展望を語った。
 次に、各産別の労働者、学生、各戦線から11月集会へ向けての実践が次々と報告された。
 動労水戸の木村郁夫書記長は、強制配転攻撃に対してストライキで闘い、組織拡大したことを報告。国鉄分割・民営化攻撃以来の異様な労務支配、学歴による分断といった職場の現状をひっくり返し、組織拡大するにはどうしたらいいのかを組合員と徹底討論したという。「こういう闘いを職場で展開した時に11月集会は切り開かれる。各支部も活性化している。団結の一点にこだわってやりきる」と語った。
 三里塚現闘は、三里塚闘争43年の勝利の地平を確認し、9・26千葉集会−10・11三里塚現地闘争−11・1労働者集会へと攻め上る決意を表明した。
 国労共闘の仲間は、国労大会について「国労本部は何の総括も方針も出せなかった。4者4団体路線は破産した。われわれが前面に立って責任勢力になる」と発言。「法大暴処法弾圧反対署名を10万人集め、学生1000人の大隊列を登場させる」(全学連)。「11月集会を闘う青年部を建設する」(医療労働者)など11月集会への組織化はどんどん始まっている。
 実行委員会では、「1万人の賛同、1万枚のチケット販売、訪米パンフレットの徹底活用で、大胆な行動計画を立て、自らの職場・地域にこだわって組織化しよう」と確認された。残り2カ月、全力で組織しよう!